株式会社ZACコンサルタント・上級講師
青山学院大学卒業後、金融業界にてお客様向け・銀行員向研修担当。その後大手外資系企業にて銀行システム開発・融資を担当。家族の介護、システム開発など多忙だったことから体調不良を経験。一番の理解者である母親も介護を行っていくなかで心身ともに追い込まれ、母親の力になるための方法を模索している際にZACの技術に出会い、「人と対話をする、思いを伝える技術」を習得。
現在は精神的にも肉体的に追い込まれてしまいがちな医療・介護業界において、自分の思いを大切にしながら表現する方法を伝えたいと人事コンサルタント、講師へと転身。これまでの研修受講者は累計10000人を超えテレビや雑誌などメディアからも注目されているトップ講師。
Past and future
ZACと出会うまでの道のり、
そしてこれからの展望
これまでの道のり
システムエンジニア時代、金融システム開発の大規模案件のリーダーとして多忙だったことから、私自身体調不良となり数年の間、辛い不眠症を経験しました。また当時プライベートでは、要介護5にまで至った祖母の介護も重なり、家族全員が疲弊しコミュニケーションも取れなくなるという悪循環が続いておりました。当時の母は、祖母の介護と激務で体調を崩した娘を抱えて本当に大変な思いをしていたと思います。
そんな中、明るかった母は日に日に心身ともに追い込まれていきました。私が一番苦しい時に、大変な中で手を差し伸べ続けてくれた母の力になりたいと思いましたが、当時の私には母を癒やす技術も、安心させる力もありませんでした。とても悔しかったことを覚えています。そんな中、手と手のコミュニケーションを通じて心を通わせることができる技術、不穏を和らげる技術としてハンドリフレクソロジーの存在を知りました。少しでも母の役に立てばと思い、新潟から東京に飛んで代表の金森からハンドリフレクソロジーについて学びました。これまでの経緯と介護で大変な思いをしている親の役に立ちたいという思いを金森に伝えたところ、「思いはあるのだから伝える技術を身につけるだけでいい。」と言われ、ずっと抱いてきた罪悪感から解き放たれたような気がしました。それがZACとの出会いです。
これからの展望
それから私はZACでハンドリフレクソロジー、マナー、カウンセリング、様々な「思いを伝える技術」を学びました。学ぶ度に自分自身が変わっていく高揚感と、思いを届けることができる喜びを味わうことができました。
思えば私は、幼い頃から厳しい父親の顔色を伺うようなところがあり、自分の思いや本音を伝えることがとても苦手でした。意見が対立しそうなときは人に合わせてしまったり、そうなる前に意見を引っ込めたり、「対話」を避けて生きてきたように思います。少なからずそういう思いを抱えて生きている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが私は、ZACで「思いを伝える技術」を学び、人と「対話」する勇気を手にしました。意見が違ってもよい、間違っていてもよい、一時的に誤解・勘違いがあってもよい。諦めずに向き合い続ければよいのだと気づかされたのです。医療・介護従事者の方々は、その優しさゆえに「これを言ったら傷つけてしまうかもしれない」などと自分の思いをのみ込んでしまい、適切な対話がなされないまま、心のバランスを崩してしまう方が他業種よりも多い印象です。思いを伝えることに人一倍苦手意識を感じてきた私だからこそ、一人ひとりが自分の心を大切にしながら、自在に自分を表現するためのZACの技術や組織の仕組みを広めていきたいと考えております。