- こんにちは!
コンサルティング事業部、バリーこと榊原です。
今日も金森社長ブログをジャックします!
馴染んできた入りたての方も、新人さんと接している先輩職員の皆さんも、だんだんと
(あれっ、何だか会話がかみ合わないぞ?)
(言っていること、やっぱり伝わってないんじゃ…?)
(言い回しや表現を変えてみたけど、まだわかってもらえない…)
と、コミュニケーションが深くなるにつれ、ちょっとした違和感を感じ始めているのではないでしょうか?
この違和感はボタンの掛け違いの様なもの。それを解消するには…諦めずに、アプローチを変えて、正しく伝わるまで何度も試みる!
人材育成は子育てのようなものだと言われていますし、確かにそうなのですが…ずっとそれを続けようと思うと大変ですよね。
大変さにめげてしまって、投げ出してしまわないためにも、目的を振り返ることが必要かもしれません。
そう気付かされたのは、個別コーチングを受講中のAさん、某社会福祉法人で施設長をお勤めの方の思い出話からでした。
誰だってめげたり、くじけそうになる時が!
「母は強しと言うけど、人を育てるには強さがないとできないと、田舎に帰った時に思いました。
そしてその強さは、責任感や目的意識によって作られるんじゃないかな?と、母と話して思いました。
施設では毎日といっていいほど
・言ったことが伝わらない
・返ってくる反応が思わしくない
・何度も言い続けると、相手が癇癪起こしてしまう
なんていう相談が上がってきて、
施設長としては頑張らなきゃ!と思うけど…相手によっては疲れてしまって、
「もうあんまり相手にしないようにしよう、最低限のことが出来るようになれば、後は勝手にやるだろう…」
と、悟りの境地に入りそうになった時期もあった(笑)。
そんな折に、母にこのことを愚痴ってしまったら「おまえを育てるときだってそんなものだった」と言われてしまったんです(笑)。
「それでも、お前のことをしっかり育てて、社会に出してやらなきゃいけない、そのためには色々なことを教える必要がある、じゃあどうすればいいかと考えては試し、試しては考えた結果が今のお前だよ。
投げ出したくなる時もあったけど、喜ぶ顔を見たり、誰かがお前を褒めてくれたりする度、もっともっと誰かを喜ばせられる人にしてやりたい!と気を取り直して取り組んできた。
まだ未熟かもしれないけど、大きな役目に潰されないように頑張っているお前は私の自慢だよ!」
とも言ってくれて、ああそうか、母にもめげそうになった時があったのか…と納得しました。
と同時に、部下とコミュニケーションする目的が、
”ここに来た以上はどこに出しても恥ずかしくない介護人に育ててやるぞ!
そのために、組織のスタンダードを正しく身に着けさせる。
そのために、正しく意思疎通させる事が必要!”
と立ち返るポイントを明確にすることが出来ました!」
諦めないために立ち戻る、目的意識!
医療・介護の現場では、皆さんいつも忙しく、目の前の業務に必死です。職責を果たすためにコミュニケーション上で「ちょっとした違和感」があっても業務を優先させることが珍しくないと思います。
そんな時に
「何のためにコミュニケーションを取ったのか?
患者さん/利用者さんに最良のケアを届けるためじゃなかったのか?
ケアを通じて、部下が評価・感謝され、育つためじゃなかったのか?」
と立ち戻り、もう一度試みるひと手間は、目の前の事だけにとらわれない客観性を作ってくれるように思いました。
そんな試みの積み重ねが皆さんの「お母さん」の様な強い心を作っていくのかもしれません♪
僕もAさんやAさんのお母さんの様に、強い心を作ろう!
バリーでした。
具体的に新人を活かすにはどうすればいいか?「第2回 医療・介護人財育成大会議」ではとても建設的な議論が行われました。