みなさんが、大人になった今、思い出す先生とはどんな先生でしょうか?
私も何人か思い浮かぶのですが、いずれも…
「熱く」、「うるさく」、「しつこい」先生でした(笑)
学生の当時は
「くそ、なんて鬱陶しいんだ…!!」と思っていたのですが、
今思うと「あの鬱陶しさがあったからこそ」ということが多いのも事実です。
あの鬱陶しさがあったから遅刻をやめた
あの鬱陶しさがあったから挨拶をするようになった
あの鬱陶しさがあったからさぼるのをやめた
大人になった今ならわかりますよね。
生徒たちから鬱陶しがられながら、逆ギレされる可能性もありながら、
熱く、しつこく、うるさく、言い続ける難しさが…!
当時は反発しかなかったのですが、あの熱量がなければ、
きっと私は、今でも小さな約束を守れないまま、
大事な場面で失敗を繰り返していたと思います。
そう思うと、あの圧倒的鬱陶しさに感謝をせずにはいられません。
当時を振り返っても鬱陶しいなと思いつつも嫌いにはなれなかったのだけは覚えていますが、
みなさんはいかがでしょうか。
子供の頃に真意には気付けなくても、きっと愛情は感じていたのでしょうね。
さて…そんなことを思い出しながらスタッフと話しているとふと思うのです。
私は彼らが10年後、20年後、私のことを思い出した時
「金森社長、とんでもなくうるさい親父だったなぁ…」
「鬱陶しかったなぁ…でもありがたかったな」
と思ってもらえる関わり方ができているだろうかと。
マイナスフィードバックをしないといけない時は
「あぁー言いたくないなぁ…」「頑張ってるのはわかってるから言いづらいな」
といつも思ってしまうのですが、
そんな時、10年後、20年後の感想を思い浮かべて意を決して言ったりしております(笑)
みなさんの周りにもこんな風に思っている上司の方、先生、親御さん、きっとたくさんいると思います。
言われた時は一時的にがっかりすることがあるかもしれませんが、ぜひ前向きに捉えようと試みてみてください(笑)
指導者の方の中には、マイナスフィードバックに勇気がいるな…と思って思わず避けたくなるという方も多いと思います。
私も同じです。その時にはぜひ、同じようにこうした気持ちと戦っている仲間がいるということを思い出してみてください。
見返りも、今すぐの理解も求めない。
あのとんでもなく鬱陶しかった先生たちのように、軸になる大人であり続けたいですね!
一緒に目指していきましょう!
人事コンサルタント
金森秀晃