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原因はいつもひとつ?! 部下を導くポイント

原因はいつもひとつ?! 部下を導くポイント

管理職クラスの方々に育成に関してお話を伺うと
「部下の悩みを、うまく解決に導いてあげられない」ということをよく伺います。

この状況はざっくりとふたつにパターンがわけられるなと思います。
①部下に依存されるパターン
・上司の視点:
部下の教育にはかなり心を砕いているつもりだけど、いまひとつ成長が感じられず、むしろ自分の仕事量が増えている気がする。
よくあるのはノープランでどうすればいいかを聞いてくること。

・部下の視点:
親身になって話を聞いて歩み寄ってくれるし、段階的に答えをくれる。
困ったら聞けば何とかしてもらえると思う。

②部下から恐れられるパターン
・上司の視点:
結果のために的確な指示を出してるはずなのに、避けられるまではいかないが相談されなくなっている気がする。
よくあるのは「確かにそうだと思うんですが~」とちょっと不満げな表情で確認を取られること。

・部下の視点:
正しいとは思うけど冷たい・怖いというのが先に立つ。
もう少し言われる側への配慮があってもいいような・・・

①と②どちらかに大きく偏っている方もいるでしょうし
相手によって①②が変わるという方もいらっしゃるかもしれませんね。

一見すると相反する現象に感じられるので
原因は違う所にあると考えてしまいますが、根本は同じだと思います。

それは距離感のバランスが相手にとって適切でないということです。
先述の①だったら親身になりすぎている、
②だったら客観的になりすぎているということになります。

ではバランスを整えるにはどうしたらいいのでしょう?
まずは自分が何人称の距離感で相手に対峙することが多いのか、傾向をつかむことが大切です。

具体的には下記のようになります。
・1人称の視点=部下の視点(もし自分だったらどうするだろう?)
・2人称の視点=部下の家族の視点(もし自分の家族だったら・・・、どうにかしてあげたい)
・3人称の視点=上司の視点(部下くらいの年齢なら誰でも感じる悩みだ。)

これらを踏まえると
依存されやすい上司は1人称や2人称で親身に話を聞けるものの
感情的になって冷静な判断ができない、共感しすぎて過干渉・過保護気味になるかもしれませんね。

逆に恐れられる上司は3人称で捉えて、的確なアドバイスはできるものの
他人事で突き放すような印象を相手に与えるかもしれません。

両者にとって最適なのが2.5人称という距離感です。
もともとはノンフィクション作家の柳田邦夫氏が、医療現場における医者が患者に対するあるべき関係性を人称性によって表現したものですが、マネジメントにも多く汎用されるようになりました。

上司と部下の関係性であれば、上司+部下の家族の視点
(それは辛いだろうな、本人にも聞きながらどうサポートできるか考えよう)
といった感じになると思います。

具体的には”5W1Hで事実を捉えてから共感”
この順番を意識することがポイントになります。
”大変そう、かわいそう”
”誰でも経験することだ、大したことない”
などの最初に自分が感じたことの
フィルターをかけたまま事実を捉えないことがこの距離感を作ってくれるように思います。

いかがでしょうか?
今回のお悩みは、表層の見え方は違えど
導くという上司の役割を全うしようとしているからこそ
発生するものだと思います。
ぜひ活用なさってみてください!

人事コンサルタント
金森 秀晃

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