「何でうちの病院は、人気があって患者さんやスタッフからも慕われる先生から
辞めていってしまうんだろう…?」
先日、クライアントから伺ったお悩みです。
とある医学会雑誌での調査でも、医師の一施設当たりの平均在職年数は、2.7年とも言われています。
やはり先生は病院の収益の大半を担うといっても過言ではないですし、
正直言って採用費もバカにはならない・・・(>_<)!
経営サイドの方はお考えになりますよね。
では、どうすれば先生方に長く働いてもらえるのでしょうか?
以前医師の離職率問題でコンサルに入らせていただいたとある法人様で医師にヒアリングを行うと
「患者さんの事を思っていないわけではないけど、自分の技術を正当に評価してほしい」
「事務方は数字ばかり追っていて、私たちを替えが効く“稼ぐ道具”程度にしか思っていないと思う。だったらこっちも・・・って思っちゃいますよね。」
等というお声を伺うことが多いです。
もしかすると、先生方は経営サイドが想像している以上に
「自分の事を正当に評価してほしい!」と思っているのではないか?
そんなことを感じずにはいられません。
では具体的にはどうすればよいのでしょうか?
それは、積極的に「第三者からの評価を示す」という事!
例えば外来であれば、先生が患者さんやご家族と触れ合える時間は少ないです。
ですが、受付はじめコメディカルや付き添った看護師さんから
「先生、○○さんとっても元気にお帰りになりましたよ!
楽になった、ありがとうって仰ってました」
と一言、伝えるだけで先生が「病院・地域社会に必要とされているんだ」と
実感されるのではないでしょうか。
テクニックとしてもっと効果的なのは、「ご意見箱」の見せ方を変えてしまうこと!
「サンクスカード」として設置・掲示すると良い評価がたくさん集まり、
先生や担当者の名前を書く欄を付けると「生の良い評価」をしていただけることが
格段に増えます!
こんな風に評価してもらえると知れば、
先生方の患者さんへの接し方も変わってくるかもしれません。
如何でしょうか?
小さなひと手間、是非お試しくださいd(^^*)
もし、やってみて、うまくいかないようだったら…
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無料相談も活用なさってみてくださいね。
人事コンサルタント
金森秀晃