今からちょうど5年前、冷めた目つきの若者と出会いました。
「売っている商品に自信がないんです」
「売れば売るほど、十字架を背負っている気分になるんです」
「●●さんのことを信じて託すよ、と言われると消えたくなるんです」
そう、悩みを打ち明けられたのです。
今まで、あまり若い方と接する機会がなかった僕の心は大きく揺れました。
なんて声をかけてよいか、慎重に言葉を選びました。
そして、
「●●さん、安心して。
営業は、心を亡くす仕事ではないよ」
と声をかけました。
「売ればいいんでしょ?」
「結果を出せばいいんでしょ?」
「もう給料だけもらえたらいいや、騙すのが仕事なんだから」
そんな気持ちでいっぱいだったという当時社会人1年目の若者は、
その言葉を聞いた瞬間に目を輝かせました。
「社会に出ても学生の時のように、熱くなってもいいんですね」、と。
それから、その若者は、
僕のスクールに(新卒1年目にしては大金であったであろう)
受講料を払って、学びに来るようになりました。
そして、みるみるうちに、
自信のないという商品に自分自身で付加価値を生み出し、
お客様から感謝の言葉を頂きながら、着実に成果を上げていきました。
そして、その若者はいま、
弊社のコンサルタントとして働いています。
先日、たまたまそのスタッフと二人で話をする機会があったのですが、
「今の仕事の方が当時よりも断然忙しいですが、
心が疲れたことは一度もありません。
あの時は営業は心を無にしてやるものだと思ってましたが、
仕事は心を削りながらやるものではなく耕す手段だと
今の仕事をしていて思うんです。
今は、仕事を追求すると人間的にも優しくなれると本気で思ってます。
金森社長があのとき、
営業は心を亡くす仕事ではない
と言ってくれたおかげです。」
と言ってくれました。
仕事が楽しい、
この商品を届けたい!
スタッフがみんながそう思える、
そんなサービスを生み出し続けたい。
心からそう思わせていただきました。
そんなことをいつも気づかせてくれるスタッフには感謝しかありません。
いつもありがとう!
一緒に頑張っていこう!
人事コンサルタント
金森秀晃
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