部下に「どんどん失敗していいよ!責任をとるのが僕の仕事だから」と
言い続けているものの、なかなか挑戦をしてくれないのですが、
どうしたら部下たちはチャレンジをするようになるのでしょうか?
先日、長年マネジャーをされている方からこんなご相談を頂きました。
こんな悩みをもってくれる上司のもとで働いている部下は
幸せ者だなぁと思いつつ聞かせていただきましたが(笑)
確かに、何度挑戦を促しても思うように挑戦をしてくれないと
ヤキモキしてしまいますよね。
では、部下が主体的に挑戦をするようになるためにはどうすればよいか?
それは…
うまくいかないのが前提である、ということをしっかり仕込む!
しかも、もれなく!
うまくいかないこと前提の「修正力」が手に入る!
ということを共有することかと思います。
失敗に対する捉え方から変えてしまうということですね。
「失敗してもいいよ」というのは、一見安心感を作っているようで
「失敗したくない」と思っている人にはあまり効果的ではなかったりするのです。
(もちろん言わないよりは効果がありますよ!)
なぜなら許可をもらっても、失敗したくない気持ちを変えることはできないからです。
だからこそ、失敗そのものの捉え方を変えることが効果的というわけですね!
人が主体的に挑戦ができない状態というのは
「セキュアベース(つまり安心感)」と「シェルパ(伴走者)」
が”その人にとって”十分ではないということだと言われています。
うまくいかないことが前提、失敗しても責められない、
成果がどうあれ居場所があるという安心感と
どんな時も味方でいてくれる人の存在を強く感じることで
人は自然と挑戦したくなり、頑張ろうという意欲がわいてくるのだそうです。
今回ご相談いただいたマネジャーの方は、
きっとできるよと常に伴走し励ましてくださっていると思うので、
大前提の解釈、安心感のところを作ってあげるとよいということですね。
なかなか挑戦をしてくれない部下にお困りの方は
是非、意識して使ってみてくださいね♪
その他、少し困った部下の活かし方についてyoutubeでも配信をしています。
こちらも併せてご活用ください(^^)
人事コンサルタント
金森秀晃