通常、人材育成は日常の業務と並行して行われるため、
「仕事が忙しくて、部下を育成する時間が取れない」
というお声はよく耳にします。
人を採ったはいいものの、教えきれずに退職…
なんていう流れも珍しくはないのではないでしょうか。
特に現場で業務指導を行うOJTの場合、
・営業活動に忙しくて、育成している時間がない
・納期までにやらなければならないことがありすぎて暇がない
・トラブルシューティングで育成に時間を割けない
などなど、こういった問題はつきまとってくるでしょう。
この課題に対処するには、
①日々の業務の中で、
②綿密に設計された人材育成計画書を活用する
この2点が非常に重要になると言われていますが…
ただ、そもそもこれができていたら、苦労はしないですよね!笑
これができないから困っているわけです。
一人ひとりに目標と計画を立てて…なんてやっていては、
管理者側の育成能力の差が大きく出てしまうばかりか、
管理者側の負担がきつすぎて、時間軸をもった育成なんて
正直現実的でないと言わざるを得ません。
実は、そんな時に、是非、活用していただきたいのが、「人事評価制度」なのです。
人事評価制度というと、言葉の通り「人を評価するための手段」という印象を与えてしまうかもしれませんが、
本来は、「経営計画を実現するために必要な人材を育てる手段」です。
つまり、ベースとなる段階を設けて、本来求められる役割を示し、
その役割を果たせるようになるように支援し、承認し、励ます仕組みと
言い換えてもいいのかもしれません。
そういう意味では評価制度は、そこまで厳密なものでなくてもよく、
ゴールを示して、ベクトルを作り、励ます過程で人が育っていく状態
を作る手段になればよいので、最初は多少手間はかかりますが、
後々楽になれるプロフィットを考えれば、その手間もかけるコストも安いものだと思います。
(自信をもって言い切れるのは、これまで関わらせて頂いた20年間の実績と
社内での様々な試行錯誤の結果があるからです)
育成ツールとしての人事評価制度にご興味のある方がいらっしゃいましたら、
是非、下記、オンラインセミナーも覗いてみてくださいね♪
▼1/20(水)14:00-17:00 人事評価制度構築セミナー
https://f-zac.com/seminar/hr.html※終了しました
人事コンサルタント
金森秀晃