先日、感涙率90%以上と言われる『ワンダー 君は太陽』を見てみました\(^o^)/
主人公の10歳の少年オギーは、生まれつきの障がいにより、
人とは違う顔をもっています。
幼い頃からずっとお母さんと自宅学習をしてきた彼は、
小学5年生になって初めて学校へ通うことになりました。
はじめのうちは同級生たちからじろじろ眺められたり避けられたりしてしまう
オギー少年でしたが、同級生たちは少しずつ変わっていく、そんな物語です。
オギー少年が傷つきながらも立ち向かう姿勢に勇気づけられたり、
周囲の愛情に胸を打たれ続ける、名作ですが…
中でも私は、オギーの姉、ヴィアの心の強さと優しさに心震えました。
ヴィアは家族からは「世界1手のかからない子」と言われるほど、
オギーの事でいっぱいいっぱいの両親に迷惑がかからないように生きてきました。
しかし、それでも子どもは子ども。
ヴィアにもヴィアなりの悩みがあって、どこかで一度でいいから
自分を見て欲しい…そんなことを思うこともあったと思います。
心の支えは、親友のミランダでしたが、そのミランダとも一時期、
理由もわからず疎遠になるなど、ヴィアは追い詰められていました。
(一歩間違えれば非行に走ってもおかしくないくらいですよね)
そんなヴィアに気づいた母親が、
「学校休んじゃえば?二人で過ごさない?」と提案し
水入らずで話をしている最中、
またオギーが学校で具合が悪くなったと連絡が入り、
ヴィアと母親との時間はなくなってしまいます。
(オギーは学校で唯一の友達だと思っていたジャックが
心無いことを言っているのを耳にし、深いショックを受けていました。)
この状況であれば、たとえ、大好きな愛する弟だとしても、
弟を憎らしく思って、愚痴の一つも言いたくなって当然だと私は感じました。
でも、そこでヴィアは予想外の行動に出ました。
なんと、弟の部屋に入っていき、自己開示をしながら弟を励ましたのです。
自分の負の感情よりも、理由はともあれその原因を作った相手のために手を差し伸べたのです。
なんという驚異的なメンタリティでしょうか。
どうしたら咄嗟にこのような選択ができるだろう、
普段から何を思っていればそのような振る舞いができるのだろうと
考えずにはいられませんでした。
今回はヴィアを取り上げさせていただきましたが、
登場人物すべてから学びを得ることができる、本当に素晴らしい映画でした\(^o^)/
お時間ある方は是非ご覧になってみてください。
人事コンサルタント
金森秀晃