弊社では、毎日終業後に「3分間掃除」というのをやっています。
もともとの目的としては、人から見られることのない所でも、いかにこだわるかというマインド育成のためです。
今日は、入社して約半年のスタッフがこの目的の理解を深めるだけでなく、掃除を通して変化したと話していたことをシェアしたいと思います。
キーワードは、放下着(ほうげじゃく)です。
これは、禅語のひとつです。
意味は現代風にザックリというなら
「思い切って捨てちゃおう!」という意味です。
入社当初、スタッフは自分がいかに捨てられない人なのかに初めて気づいたそうです。
例えば書類やメールを整理するときに
もしかしたらまだ使うかも
何かあったの時のためにとっておこう
という感じで、自分の感覚で捨てるかどうかを決めていたのだそうです。
「取捨選択の時に自分の保険として、という感覚が先に来ていました。
掃除をすることでお客様にとって重要だろうかという観点を作られる感覚がしています。
自分の主観で溜め込んでいたものは、上長と相談しながら思い切って捨てていきたいと思います。」
そう言って、顔をほころばせていました。
これだけ世の中に情報が多いと、本当に大切なものが見えづらくなってきます。
もともとのミッションや優先順位は、必ずぼやけるもの。
だからこそ、自ら状況を変えられるように練習が必要なのだと改めて学ばせていただきました!
人事コンサルタント
金森 秀晃