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世界のクロサワの代表作、「生きる」に学ぶ至極の人生論

世界のクロサワの代表作、「生きる」に学ぶ至極の人生論

あなたは「世界のクロサワ」こと、鬼才 黒澤明監督の代表作、
「生きる」という映画を観たことはありますでしょうか?

あまりに有名な本作ですが、
1952年(昭和27年)公開の白黒映画ということもあり、
敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、
こんな時代だからこそ、今、多くの若者に観て頂きたいと思っています。

どんな映画か、ざっくりお話しますと、
主人公は市役所の市民課課長、30年間無遅刻無欠席で真面目が取り柄の遊びを知らない男。

志村,喬,生きる,名作

妻には先立たれ、家族のために日銭を稼ぐためだけに働いてきました。
しかしある日、自身が癌であることを知り、
息子はかつての父親思いの息子ではなくなっている事実に愕然とし、
残りの人生をどう生きるべきか途方に暮れるのです。

高いお酒を飲んだり、女性と踊ってみたり、快楽を求めても全く満たされない。

生命力に溢れた会社の部下である若い女性と触れる中で
主人公は残りの人生をどう生きるべきかを知るのです。

彼は市民の要望を叶えるために「公園作り」に没頭します。
本来は市民課である主人公は公園課が企画し土木課が工事をするため
要望書を回すだけの役割のはずですが、その垣根を越えて自分が率先して公園を作ってしまったのです。

邪険に扱われても、たとえ利権が絡むヤクザに脅されても、
決してひるむこともなく、「怒っている暇もないし、ひるんでいる暇もない」とばかりに
まさに「生命を迸らせながら」、邁進します。

限りがあることを知った瞬間に、主人公は残された人生を必死に生きようとしました。
生きた証は、「真剣に仕事をして、誰かに、何かを残すこと」であるということを教えてくれます。

また、もう一つ・・・
主人公の生き様に奮起した市役所の職員は、いつの間にかいつものルーチンワークで目の光を失っていくのです。
毎日を必死に感謝して生きることの難しさが示唆される演出ですが、本当にこれは人ごととは思えません・・・
人間の弱さを思い知らされます。

仕事,やりがい,金

今の社会はどうでしょうか?
ワークライフバランスという言葉が叫ばれ、
仕事ばかりしていないで遊びましょう、
仕事でストレスを抱えないようにしましょう、
そんな風潮になっているような気がします。
まるで、仕事が単なる「金を稼ぐためだけのもの」であるかのように捉えられています。

しかし、本当にそうなのでしょうか。
ある小説家は「食べるために書くのではない、書くために食べるのだ」と言いました。

仕事を使って生きた証を残したい。
または何かを成し遂げたいと願う人間を支えたい
そう願って、一日、一日を精一杯生きることは「ストレス(害)」なのでしょうか?

もちろんプライベートも重要ですし、気晴らしも大事、家族が大切なのは言うまでもありません。
しかし、それは、世の中に何かを残すために精一杯仕事をして(主婦の方はその仕事をするパートナーを支え)、
精一杯生き抜く姿勢ありきなのではないでしょうか。

どうせ生きるなら、限りあること、今ある命の価値や重みを知り、
1万円札をシュレッダーにかけるような生き方ではなく、
財産として残せるような生き方をしたい、と、改めて気付かせて下さる名作です。

ぜひ、ご覧になってみてください♪

人事コンサルタント
金森秀晃

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