弊社では毎年、50件ほどの新人研修をやっておりまして、半数弱を私が担当しています。
さすがにもう管理者研修くらいに止めて、新人研修は他の講師にと言われることもあるのですが、
毎回ドラマがあり、どうしてもやめられない、そんな愛着のある階層の研修です(^^)/
▶やめられない理由① 圧倒的変化率!
一言うと十響く。
1日の中の変化率がすごすぎて、人間の限りない可能性を感じさせてくれます。
▶やめられない理由② リアルタイムの呼応!
既存の方は「そうはいって現場で使えませんよ」なんてバリアがあったりする事が多いのですが、新人にはそれがありません。
だから、リアルタイムに呼応する感覚が非常にエキサイティングです!
▶やめられない理由③ 伸び代に興奮!
受講生の方の5年後を想像しただけでワクワクドキドキします。
そんな中、必ずといって聞かれるのがこの質問!
「強い新人をつくるために必要なことはなんですか?」
実は、答えは単純です。
「うまく行かないこと、理不尽が前提であること」をきっちり伝えることです。
よくありがちな研修は新人に希望と期待を抱かせて高揚感を最大限高める手法。
その場は最高の空間になるのですが、現場に入った途端、リアリティギャップに苦しみ、早期離職に繋がってしまうことがあります。
一方で効果を考えた研修というのは、
「理不尽を前提にそこにいかに挑むか」というマインドや技術を伝えること。
社内の方が「理不尽が前提だ」なんて言ったら、開き直りと取られてしまったり、
場合によってはパワハラと捉えられてしまう可能性があります。
だからこそ、優秀な経営者の方や、人を本気で育てようとする担当者の方々は
それを私たちのような外部の人間にそれを伝えさせることにコミットするのでしょうね。
逆をいえば、そこを要求してくるかどうかで新人育成の本気度がわかるといっても過言ではないのかも知れません。
まだまだ新人研修が続きますが、楽しんで行って参りたいと思います(^^)/
人事コンサルタント
金森 秀晃