シリーズでお伝えしている
「また相談したい!」と思われる傾聴力 ですが、
今回はポイント4つめ、「自分の意見を持ちながら聴く」についてお伝えしたいと思います。
バックナンバー、以降の回はこちら!
「また相談したい!」と思われる傾聴力①
「また相談したい!」と思われる傾聴力②
「また相談したい!」と思われる傾聴力③
「また相談したい!」と思われる傾聴力⑤
相談事を聴くだけなのに、自分の意見って必要なの?
と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
はい!必要なんです!
その理由は、聴き手と相談者双方が「客観性を持つため」です。
相談するという時は、悩んでいますので無意識に主観が入り、私は絶対正しい!
という思いが強い傾向にあります。
聴き手は相談者にいかに客観性を持たせることができたか?
が「また相談したい!」と思われる、キーポイントになります。
ひいては相手の悩み解決に繋がります。
◆聴き手が客観性 をもつということの効果・意義
自分の意見を持っておくことで、聴き手は相手の話に対して
▶別の可能性を予想して質問ができる。
▶逆の立場から考えて、話を聴くことができ、相手が新しい視点や見解をを得るきっかけを作ることができる(話し手の言い分だけに偏らない)
という客観性を持った姿勢で聴くことができます。
逆に意見がないと、
▶別の可能性を予想できず、相談者の意見への質問に終始してしまう。
▶相談者の話だけを鵜呑みにしてしまう
ということが生じてしまいます。
◆相談者が客観性 をもつということの効果・意義
相談者は客観性をもつとことで
▶自分の意見が偏っていたと気づける
▶別の視点から悩みを見つめることができる
となります。
その結果、解決策に耳を傾けることができるようになったり、自ら活路を見出すことができるようなっていきます。
逆に客観性がないと
▶自分の意見で間違いがないと思い込んでしまう。
▶別の視点からの悩みを見ることができず、堂々巡りになってしまう。
ゆえに他者からのアドバイスを受け入れられない、悩みを解決できないような感覚に陥ってしまうようになります。
相談者が客観性を持てるようになるためには、
聴き手の答えが大事ということが言えるのではないでしょうか。
人事コンサルタント 金森秀晃
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