弊社では、始業前の朝礼時にファミリー(スタッフ)が
「3分間スピーチ」を持ち回りで行っています。
ある日の朝礼、とあるスタッフのスピーチに対して
「●●さんの、今日のスピーチの結論はどんなこと?」
という質問が矢継ぎ早にされていました。
(質問をするのはスピーチ後に、他のスタッフからフィードバックをもらい、お互いの話す力とフィードバック力を高めるためです)
このような状態になった原因として考えられるのは
「スピーカー当人のみが理解している具体例であったこと」でした。
ですので、聞き手であったスタッフは、
具体例を理解しようとすることに集中してしまい、
肝心の結論が何なのか、入ってくる余地が作れなかったのです。
相手に理解しようとしてもらいたいあまり、
具体的に話し過ぎてしまうことってありませんか?
しかもより混乱させてしまうという 笑
具体例の本来の目的は、
そう!「聞き手が理解しやすくするため」です。
ですので、「具体例は聞き手が知っているかどうか?
という前提に立つと、より聞き手に優しかったね。」
とスピーカー担当だったスタッフに語り掛けました。
「相手の前提(背景)に立つ」
これは話し手・聞き手双方にいえることなのだと思います。
相手がどのような前提(背景)を持っているのか
これを考えながら話す・聞くことで、
相手の心情を思いやった声掛けや質問の仕方ができるのではないでしょうか。
人事コンサルタント
金森秀晃
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