・頑張りが報われていないように感じる
・わがままだけど楽して結果を出したい
・頑張ってるはずなのになかなか認めてもらえない
今日はこんな思いを抱える方に一つ「チートレベル」の打開策をご紹介してみたいと思います。
それは・・・
「去り際の美学」を大事にすること!
例えば・・・
ある商談において最初から終わりまでとてもよい印象の人が、
先方の上司がいなくなった瞬間に姿勢が悪くなって、
ポケットに手を突っ込み始めたり、
たまたまトイレで出くわしたら、手洗い場を水浸しにしていたりしたら
なんだかすごくがっかりしませんか。
もともと印象がよかっただけになおのことがっかりしますよね。
もしかしたら、頑張っても報われないなーと感じる方は
こういうところでもったいないことになっている可能性もあるかもしれません。
(もちろん、そうではない方もいらっしゃると思いますが)
実はこれ、「ピーク・エンドの法則」と呼ばれていて科学的にも証明されていることなのですが、私たちは「終わりの印象」でその人を記憶する傾向があります。
どんなに素晴らしい実績を残しても、最後の態度が自己中心的であったり、周囲に負担をかけるような去り方をすれば、記憶に残るのは「不快な終わり」だけになってしまいます。
逆に、去り際にまで配慮が行き届いている人は、
「やっぱりあの人は信頼できる」
「人や場によって態度を変えないから信用できる」
「最後まで美しかった」
と、実績以上の印象を残すことができるのです。
立つ鳥跡を濁さずということわざがありますが、まさにこれだと言えるでしょう。
ちなみにCAさんがお話されていた、こんなエピソードがあります。
「皇室の方が席をたった後は、シートベルトが乗る前のような状態になっていて、ゴミ一つなかった。」
こういうところに本物の品格が現れるのでしょうね。
おそらく普段から実践していないとこうもいかないと思いますので、常に見られている感覚をもって、例えば偉い人の前ではやらないこと、見られていたらやらないことなどはやらないというのが重要なのでしょう。
立つ鳥跡を濁さずの精神は道徳なんかではなく、ものすごく自分が得する姿勢だと思いますので、ぜひ呼吸のようにセットしていきたいですね!
人事コンサルタント
金森秀晃