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「仕事を途中で投げ出す部下に困っています」にお答えします。

「仕事を途中で投げ出す部下に困っています」にお答えします。

「仕事を途中で投げ出してしまう部下に困っています。
やる気がないわけでもないのだと思うのですが、
状況が悪くなったり、個人の事情が色濃くでてしまったりすると
他責になったり、仕事を投げ出してしまうので怖くて任せられずにいます。
どうしたら投げ出さなくなるのでしょうか。」

これは先日の管理者研修の際に受講者の方から頂いた質問です。

確かに、自分の事情や都合で仕事を投げ出されると
仕事に責任を負っている立場では非常に困りますよね。
(中にはやむを得ない事情もあるかもしれないのですが…)

「誰かがやってくれる」という気持ちが透けて見える人には
信頼も集まらなくなってしまうので、
その方の立場も危うくなってきてしまいますから、
ぜひその悪癖は治して差し上げたいところです。

アプローチは様々ですが、
その際、絶対にやってはいけないことが1つだけあります。

「頭ごなしに叱責すること」です。

確かに仕事を投げ出してしまうという時点で
その点では上司の側に理があるのは間違いないのですが、
正しさで制圧したところで問題は解決しないからです。

百歩譲って正論で人を変えることができるケースもあるかもしれませんが、
正論で理解を求めるのは相手の行動を変える一つの手段に過ぎませんし
多くの場合、失敗に終わるでしょう。

そんな正論、言われなくても部下はわかっている可能性が高いからです。
(新人さんなどはそういう常識も知らないかもしれないので
まず丁寧に教えてあげる必要があります)

だからこそまずは、頭ごなしに叱責することをやめて、

「仕事を投げ出す人間ではないのに、らしくないじゃん。
どうしたの?」

と聞いてみることです。

この時のポイントは「らしくない」です。
相手のことを「仕事を投げ出さない人間」として扱うことが重要になります。
頭ごなしに「こいつは仕事を投げ出す人間」と思っている人の言葉は
相手に入っていかないからです。

ポイントを抑えてしっかりと話をしていれば

・追い込まれすぎて頭が真っ白になって手につかなくなってしまった
・そういう状態を言ったら使えないと思われそうで言えなかった
・成功させなきゃという思いが強すぎて抱えきれなかった、限界だった

などの心境を吐露されるかもしれません。

現状を共有できたらあとは簡単!

そこにステップを作ってあげて、
直ぐにできることを求めているわけではなく、
困ったら一緒に進めればいいということを示して安心させてあげれば、
驚くほど人が変わっていくのを体感できることでしょう。

ちなみにこれは1回で完結するものではなく
何回かやることで定着していくものなので、
1回コンセンサスがとれたからといって
毎回できるとは思わないであげてくださいね!

部下育成の参考になれば幸いです。

人事コンサルタント
金森秀晃

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