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「女性活躍推進で男が割を食っている」は本当か?

「女性活躍推進で男が割を食っている」は本当か?

「女性活躍推進の一環で積極的に女性を登用し、
地方転勤や負荷の大きな役割を担うことになった方々が続々と離職。
女性を優先的に本社の負担の少ない部署に配属した結果
男性が割を食う形になり、若手の男性が退職」

そういった話を聞くと、皆さんはどのような印象をもたれますか?

・男性と同じ条件で働けないのにわがままな女が悪い
・男が割を食っていてかわいそう
・理解のない男が悪い
・女性推進する国が間違っている
・男と同じように働けないなら女は家庭にいて男を支えるべきだ

など、色々言われると思うのですが、
実際のところ私は「全部違う」と思っています。

一番の問題はここ数十年の間に、
女性をビジネスの戦場に引っ張り出してきたのに、
安心して戦場に赴ける環境づくりを
国や企業が本気で考えていない(動いていない)ことではないでしょうか。

そういう意味では、男女関係なく
全員の労働生産性を革命的に高める
千載一遇のチャンスかもしれないと思っています。
(少子化が進みすぎて、もはや誰が悪いとか言い合っている場合ではありません!笑)

少し補足していくと今の社会は、これまでの社会通念上、
家事・育児役を担うことの多かった女性に
女性の活躍の推進という名目で「仕事」も求めるようになっています。
(逆をいえば女性が社会に出てきたことから、男性も仕事だけでなく家事や育児なども求められるようになったといえると思います)

その結果、女性たちの周りでは現在、以下のような悩みが生まれています。
(もちろん例外もたくさんありますが、多くの方のカウンセリングを通じて
こうしたお悩みを伺うことも多いのも事実です。)

・結婚して家庭をもつことで(旦那さんやお子さんの分も含めて)
家事を1人暮らしの時の2倍かそれ以上求められるようになる。
※そもそもこの時点でおかしいのですが、
お互いフルタイムで時間はあまりかわらないのに
年収が男性の方が多いからなどの理由で
実際そういう形になっているところが多い印象です。
・キャリア中断のリスクや命をかけて出産を求められる。
・少子高齢社会の中で子どもを生むことを求められる。
・(お子さんが生まれたら)育児の大部分を担うことを求められがち。
・両家の介護についても娘が、お嫁さんが…という役割を求められがち。
・(お子さんのいる家庭で)「お父さんが単身赴任」は”あり”でも
「お母さんが単身赴任」というのは”子どもより仕事を優先する冷たい母親”
という印象すらもたれがち。
・共働きで二人の子どもなのに、「子どもを夫に見てもらう」というように、
基本的に母親がメインのような扱いになることが多く、
「子どもを取り巻く環境整備」まで女性の仕事になりがち。

こうした背景を考えたら、冒頭の話で
男が悪いとか女が悪いとかという議論にならないと思うのです。

本来だったら家庭をもった方々が安心して子どもをつくれて、
気兼ねなく子どもを預けて働きに出ていけるような環境を
社会全体で創らないといけないわけで、
現在はその環境整備まで女性に背負わせている可能性すらあります。
(これでは産みたくない女性が増えても不思議ではありません)

男性と女性双方の労働時間を減らして
成果を最大化させる仕組みや(女性の労働時間だけ減らすのもナンセンス)、
安心して子どもを預けられる環境づくりが必要ですよね。
それができれば、いわゆる職場内のしわ寄せのようなことも減ると思います。

余談ですが、冒頭の話の流れで、
女性に家事も出産も育児も介護も仕事も頑張れと言っておきながら、
「女は時短を求める、転勤を嫌う、男より緩い部署に配属される、男より長く働かない」と言って、
「やはり男性を登用しないと・・・」というのは極めてナンセンスなのですが、
結構こうした意見を本気でおっしゃる方がいることにも結構驚いています。

男も女も協力して、仕事も家事も育児も介護も頑張らないといけないですし
労働時間をみんなで減らせるように生産性を高めないといけません。
また出産だけは男は頑張れないので
その分、女の命をかけた仕事に報いるくらいの役割負担を
しないといけないですよね。

もちろん、男は稼ぐ、女が家庭を守るという役割分担を夫婦間で
お互いが望んでできていればそういうのもありですし、
逆の展開があっても当然良いと思いますが、
とにかく今までの社会通念に照らし合わせて、なんとなく受け入れたり、
なんとなく押し付けていくと共倒れ状態になるのだと思います。

もはや理解がある、ないとかそういう次元でもなく、
男性・女性で分断などしていられないほど、今の日本は窮地なので、
ここは全員で協力して、日本にとって千載一遇のチャンスだと思って生産性を高める動きに目を向けていきたいですね!

私たちも組織づくりの専門家として、
そういう組織をデザインしていけるように頑張りたいと思います。

人事コンサルタント
金森秀晃

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