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相手を尊重することは最大の主張になる?!

相手を尊重することは最大の主張になる?!

「実際に現場をまとめるのにあらゆる手を尽くしてきましたし、上司よりも実情を把握しているつもりです。
でも提案をしても”それはあなたの主観でしょ”とか”今はまだタイミングじゃないよ”と流されてしまうことが多くて・・・
がんばっても報われないっていう気持ちが溜まっていってる気がします。」
リーダークラス層の方々の研修の中では、このような現場と管理の間に立つからこその
お悩みを伺うことが少なくありません。

ほとんどの場合、言っている意見は的確なことが多いように思います。
「だったらなぜ?!」
と口から出そうになりますよね。

ちょっと相手のことを想像してみると・・・
聞く心の準備ができていない所に
突然的確なことをスパッと言われたらビックリしませんか?
これでは判断ができないということでその場を避けて、心の準備をしたいのかもしれません。

ということは、逆に考えてみると
人は心の準備が出来ていないことを折り込み済にしておくと上手くいきそうですね(^Д^)
具体的な対策としては、自分の通したい案とは逆の情報をトコトン把握することと
相手に共有をすることです。
※逆の情報=自分的には損や不都合な情報。
この情報を上司に入れたら、自分が通したいことが通らないかも・・・という情報のこと。
例:なにか機材が欲しかったら、それよりも安いけどスペックは落ちる機材の情報

逆の情報のメリット/デメリットを語れるくらいが理想です。
”それを伝えたら、意見が通らなくない??”
と不安になるかもしれませんが、むしろ逆の情報を伝えることで
これまでスパッと伝えていた正論を、相手が自分で必要だと気づくことができます。

自らが伝え納得させるだけではなく、
相手に気づかせて自ら納得するように導く。
これは相手を尊重することでもあると思います。

結果、意見も通りやすくなりますし
そのプロセスの過程で自分の意見の範疇外のことも分かり
意見が違うことがあっても受け入れる余地ができるように思います。
ぜひ活用なさってみてください。

人事コンサルタント
金森 秀晃

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