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”一を聞いて十を知る”人材育成のコツ

”一を聞いて十を知る”人材育成のコツ

管理者層の研修中によく伺うお悩みのひとつに
部下に指示内容の意図を汲み取ってもらえないというのがあります。

彼らがつかう言葉に合わせてみるなど様々な工夫を凝らしても
”違う!そういうことを言ってるんじゃなくて・・・!”
”なんでこんなに説明してるのに理解できないんだろう?”
と悶々とした感情を抱かずにはいられないのだとか。

例えば・・・
・会議用の資料を30部コピーしておいてと依頼したら、コピー機から資料が出きったのを確認して「コピー終わりました」と声をかけられた。
→意図:コピー機から資料が出きったら、自分の席まで持ってきてほしいということ

・「9:00が始業だから、その前に掃除を終わらせてね。」と伝えたら9:00ギリギリまで掃除をやって仕事が始められる状態じゃなかった。
→意図:始業時間前までに掃除を終えて、9:00から業務にすぐ入れるようにということ

などなど、みなさん忍びながら役割を果たそうとなさっているのだと身につまされます・・・(´Д`)

では、どんな対策をとるべきなのでしょうか?
ごくシンプルなのですが「指示が遂行された後のイメージを言わせる」これが効果的だと思います。

話の意図をくみ取れる人は、人の話を聴くとき「指示」だけではなく「遂行後のイメージ」まで聴いています。
なぜなら、イメージにその人が言語化できていないニーズが現れると知っているからです。

一方、意図が汲めない人は
・指示内容だけを聞いている:自分が何をすればいいかだけを抜き取って聞いている
・相手の発言にとらわれている:発言に至った経緯を考えず”おそらくこうだろう”という自分の推測メインで判断している

というように、相手が伝えたいことよりも自分が次どうすればいいのか?に注力して情報を入れる傾向があります。
(注:間違えないようにしなくては、という気持ちの表れの場合がほとんどですので悪い事ではありません)

遂行後のイメージを問われることで
状況を想像するプロセスが作られる

”もしかしたらこうなのでは?”という仮説力がつく

自らの意見を添えながら確認や質問ができるようになる(これが意図を汲んてる状態)
と少しずつ指示受けが変容していきます。
(最初から上手くはいきませんので、なぜかがわからなかったら質問できるセキュアベースはある程度設けておきます)

スタッフは理解力が乏しいわけでも話を聞く力が低いわけでもなく、
上司であるあなたの言葉を真剣に聞き、遂行しようとするあまり
余裕がないだけなのかもしれません。

意図を知るというプロセスを作るひと手間で
皆さんの仕事がラクになりましたら幸いです!

人事コンサルタント
金森秀晃

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