「否定はむしろ発展させるための力だ」
弁証法を唱えたドイツの哲学者、ヘーゲルの言葉です。
昨今、働き方が多様化していることも相まって
年上部下や自らの権利主張が強いスタッフなど
管理者側からすると正直”めんどくさい人”に頭を悩ませる方が増えてきたように思います。
「本当は”めんどくさい人”とは一線を弾いて仕事したいです笑」
というようなことを冗談交じりに言いつつも、皆さんどうにかしたいと画策していらっしゃいます。
本日はこの”めんどくさい人”と一緒に最強チームを作る
ポイントを共有したいと思います!
ポイントは異なる意見を切り捨てるのではなく発展させる(取り込む)前提で話を聞くことです。
例えば先述の年上部下や権利主張の強いスタッフのケースなら
自分とは違う意見が挙がってきたら、その意見のメリットや使い道を考えるということです。
自分の意見にするか相手の意見にするか、の2択ではなく
第3の道を作るということですね。
上司が自分にはない観点の意見のメリットや使い道を考えるには、
当然のことながら発信者達の話を聞かねばなりません。
このプロセスを必ず加えることが大切です!
こうすることで、”めんどくさい人”達としては
100%の実現は叶わなくとも自分の考えが反映されている
という実感をもたらすことができ、かつもっと言って行こうと
新たな風を巻き起こしてくれるでしょう。
結果チームとしてもより良い選択をとれる
可能性を高めることができます。
同じような意見で足並みが揃っているのは、進めるにはラクです。
反面、本当にそれがベターなのか?を検証する力が弱まっているように思います。
大切なのは誰の意見を通すのか優れているのかを決めることではなく、
目的のためにより良い意見を構築すること、またその環境を作ることです。
最初は少々骨が折れるかもしれませんが、少しずつトライなさってみてください!
人事コンサルタント
金森 秀晃