先日スタッフと談笑していたときのことです。
最近印象に残ったテレビ番組について話してくれました。
番組の概要としては飲食や小売業の商品開発担者が、
自信のある自社商品やメニューをその道のプロに
プレゼン・試食してもらい、合格・不合格を判定されるというもの。
その回は大手コンビ二会社がスイーツを世界で活躍する
パティシエの方々が合否を出していたそうです。
当初スタッフは”コンビニスイーツも美味しいけど、プロからすると
どの商品もいまひとつになるだろうし、相容れないのでは?”と内心思っていました。
ですが、番組が進むごとにスタッフの懸念はどんどん払拭されていったのだとか。
「最初から不合格でした」
「2、3口で飽きる」などと
厳しい言葉が商品開発担当者に投げかけられることもあったけれど、
どの場面を切り取っても、同士としての激励とリスペクトが根本にあるのだと感じたのだそうです。
スタッフは、
「”美味しいものをお客様に届けたい”という、共通のビジョンがあるからなんだと思います。
パティシエの方と商品開発担当の方はお客様から求められているものは全く違うかもしれません。
表現する手段は違っていても、根本に流れるビジョンが同じものを描けていれば
お互いの役割を鑑み、一体感を作ることが出来るのだと思いました。」
と話してくれました。
つい手段や表現のされ方に目を奪われて、
それが違うと別物のように捉えがちです。
ですが共通のビジョンを持っているだけで
どんな立場かということを越えて同志になれるのだと思います。
人事コンサルタント
金森 秀晃