こんにちは!
コンサルティング事業部 定道勇斗です。
本日は私が金森社長のブログをジャックします。
皆さんは、部下や後輩にどれだけ一生懸命伝えても、
思うように伝わらないということはありませんか?
今回は私が弟と進路について話をしていた時に気づかされた、
『説教臭くならずに必要なことを伝えるためのコツ』についてお伝えしたいと思います。
当時、弟は大学4年で就職活動中でした。
希望の企業ではななかったのですが、1社内定をもらったことで、
途中まで進んでいた選考を辞退したり、第一志望の企業のエントリーを取り下げようとしていると母親から聞かされました。
私は、そんな理由でやめるのは後々後悔することになる!と思いすぐに弟に電話しました。
「ほかに選考中のところがあるのなら、辞退せずに最後まで受けた方がいい」
「自分の人生を決めるようなタイミングで、そんな雑な判断をしない方がいい」
「もっと10年後20年後のことを考えて決めた方がいい」 等々
損をしてほしくないという思いを一生懸命伝えました。
すると、弟からは「わかった」と素っ気ない返事。
自分がかけた熱量と対照的な反応に、響いていないということが、感じとれてしまったのです。
どのような伝え方なら伝わるのだろうと金森社長に相談してみました。
すると、次のようなアドバイスを頂きました。
「僕も弟がいるからわかるけど、身近な家族だからこそどうしても熱が入ってしまうよね。
そういうときは、まず彼がどうしたいのか、何を目指しているのかを丁寧に質問してみるといいんじゃないかな(^^)」
この言葉を聞いて、弟に電話をしていた私は、まるで“説教おじさん”のように、自分が伝えることを優先して、
弟の思いや考えを知ろうとする手間をかけていなかったということに気づきました。
社長のアドバイスをもとに、再度弟に電話をし、自分からなんでも話し始めるのではなく、
「今どういうところを受けてるんだっけ?」
「内定をもらったところはどういうところがよかったの?」
など、弟の状況や気持ちについて質問をするようにしました。
私の態度の変化に弟は驚いている様子でしたが、弟の考えを知りたいという私の思いが通じたのか、
素直に話をしてくれて、最終的には弟の方から「どっちの就職先にしようか迷っている」と相談されるようになりました。
その後、弟は就活を再開し、納得のいく就職先を決めることができたそうです。
私ほど説教くさくはならないとは思いますが(笑)、皆さんも相手のために何かを伝えたい!と感じたときは、
自分の考えや想いを伝える前に、相手の気持ちや感じていることを知ろうとする手間をかけてみてはいかかでしょうか?(^^)/
株式会社ZAC コンサルティング事業部
コンサルタント
定道 勇斗