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「失敗するのが怖い」「傷つくのが怖い」というあなたへ

「失敗するのが怖い」「傷つくのが怖い」というあなたへ

突然ですが、あなたは「悲しい」と感じるとき、どのような出来事を思い浮かべますか?

色々あると思いますが、その多くは何かを失った時に感じる感情なのだそうです。

衝撃の大きさや種類は色々だと思いますが、「喪失」体験は比較的身近なものですよね。

例えば…
・大切にしていたおもちゃを失くした
・形見のアクセサリーを失くした
・お気に入りだったオフィス(個室)を失った
・好きだった仕事を失った
・事故や病気によって身体の機能を一部失った
・ショックな出来事によって自尊感情を失った
・投資によりお金を失ったetc

これらを見ると、人間が「喪失の回避」を非常に強力なモチベーションにするというのも頷けます。笑

実は、失敗したくないとか、傷つきたくないというのも、この喪失体験を味わいたくないという心境なのだそうです。

例えば…
・何かチャレンジをして失敗をして、お金や信頼、自信を失いたくない
・失敗して怒られたくない(自尊感情の喪失を味わいたくない)
・行動を起こして傷つきたくない(こちらも自尊感情の喪失を味わいたくない)

こういった感情は誰しも多かれ少なかれあると思いますが、重要なのは「喪失の回避」を考えるのはなく、
喪失体験後の回復過程を知り、そのスキルを高めていくべきだということです。
なぜなら「喪失の回避」ばかりを考えていると小さなリスクさえも避けるようになり、一向に成長することができなくなってしまい、
ひいては、人生を楽しむことができなくなってしまうからですね。
どんどん人生の選択肢が狭まってしまいます。

では、喪失体験後の回復過程において重要なことは何か?

それは、とにかく「しっかりと悲しむ」ということなのだそうです。
それが遠回りのようで最も早く、効果的と言われています。
(この過程をおろそかにすると、感情の抑圧によってパフォーマンスや免疫力が下がりますし
大切にしてこの回復過程を抜ければ、その喪失体験は大いなる目的に昇華し、
当事者に新しい希望と活力をもたらしてくれるためです)

人に対しても、相手に対してもそうですが重要なポイントは3つです。
①悲しみの感情をもってよいのだと言い聞かせて、感情をきちんと表現する
※ 人に話しても、書き出したりしてもOK
②悲しいときに泣くことは健全で自然なプロセスであると認識する
③解決策を早々に提供/模索しない(重要です!)

実は、先日「上司から”変化を楽しめるマインドを持て!”と言われて、
無理矢理そう思おうとしたけど普通に無理でした。失敗も変化も怖いです(笑)」
と告白してくれた新社会人の子がいました。

変化を無理矢理楽しもうとするのではなく、変化によって生じた過去の喪失をしっかりと悲しんで、
一つひとつ前を向くエネルギーを生み出すという生き方があってもいいですよね。
(変化を楽しめるときは、どんどん楽しみましょう!)

失敗するのが怖い、傷つくのが怖いと思っている方へのメッセージでした!
ぜひ参考になさってみてください(^^)

人事コンサルタント
金森秀晃

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