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臭いものとの対峙

臭いものとの対峙

先日、スタッフと談笑していた時のことです。
いつも仕事関係の本に偏ってしまうからと、以前知人に勧められた星新一さんというSF作家のことを思い出し、手に取ってみたそうです。

同氏の小説の中に『おーい、出てこい』という掌編があるそうです。

星真一,短編,おーいでてこーい

どういう話かというと、
ある空き地に穴があって「おーいでてこーい」と叫んでもなんの反響もない。
そこに向かってぽいっとなにかを投げると、そのまま吸い込まれてしまって戻ってこない。

これは便利だと、人々はゴミや、産業廃棄物の類、果ては犯罪の証拠品( ゚Д゚)!
までをその穴に捨てていくようになります。
やはり吸い込まれたまま戻ってこない。 これは魔法の穴だと人々が思っていると、少し先の未来に、穴に捨てたはずのゴミが空から落ちてくるという話なのだそう。

これを読んだそのスタッフは、
一言でいうなら「怖い」と思ったのだそうです。

どういうことかたずねてみると、
自分を含めた人の陥りがちなことの縮図だと思ったのだそう。
臭いものに蓋をして、その場の難を逃れられたような気がしていても、結局自分で蓋を外そうとしたり、対峙としないと未来を変えることができないと、星さんは伝えてくれてるのだなと解釈しました。
と話してくれました。

この小説を読んでから、スタッフは今「穴」に入れてると思うものを総ざらいしてみたのだそうです。
「それぞれの事情もありますし現時点では「穴」に入れざるを得ないこともあると思います。
ですが期日を決めたことで、未来の自分に”災難が振ってきた”という思いだけはしないようにできそうだなと思いました。」
そう安堵の表情を浮かべて話していました。

早いもので2020年も残り1ヶ月。
2021年の自分のために、「穴」に入っているものと対峙する機会を設けてみるというのもいいかもしれませんね。

人事コンサルタント
金森 秀晃

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