先日、カウンセリングを通じて、このような相談をいただきました。
「実は今子育てのことでとても悩んでおりまして、
物分りの良い下の子にいつも我慢をさせてしまうんです。
思春期だから、お兄ちゃんはそういう性格だから。
我慢して欲しい、ごめんねと」
次いで、このケースから離れて、
今のご自身のお悩みや違和感を伺っていくと、
「私、自分がやったことではないのに、
ミスを押し付けられがちなんです。」
そのような時、どのような認識になって、
どうするかということを深堀りしていくと
「自分がやったわけではないけど、
それでみんなの気が済むならもう良いかなと思ってます」
という回答でした。
お気づきでしょうか??
実はこれ、子育ての悩みと、全く同じ要因に基づいて
この違和感は構成されているのです。
つまり
「我慢すればいい」
という考え方。
最悪、自分はいいかもしれませんが、
我慢するしか選択肢がなかったら、子どもにも同じ選択肢しか
与えることができません。
それがまた、自分を苦しめることになるのです。
(そもそも、我慢しか選択肢がなかったら、
ご自身もどんどん疲弊していってしまいますが・・・)
では、ここで、我慢する以外に、
「その状況をコントロールするための技術を手にした新しい自分」
をたくさんストックできたら・・・
そのプロセスを子どもに伝えていくことができるかもしれません。
それが部下なら、優秀なマネージャーになるでしょう。
一つの問題を解決して、様々な問題を一挙にクリアにしていこうと思ったら
ケースから離れて、問題の本質に向き合うことが一つのコツと言えるのかもしれませんね\(^o^)/
ケースから離れる、是非お試しになってみてください!
人事コンサルタント
金森秀晃