近年医療業界では、ヘルスリテラシーを高めようという動きがあります。
※ヘルスリテラシー:
健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力であり、それによって意志決定をして、生活の質を維持・向上させることができること
医療機関に行くだけではなく、その前に自分自身で情報を取り入れ、
主体的な患者さんがより増えて行くようにという願いも込められているように思います。
研修にも、研修リテラシーというものがあります。
これは、研修効果を高めるために受講者が内省し、主体的に取り組むための準備ができることです。
もし受講者の皆さんが、自らを内省しようと主体的に参加したら、活気ある研修になりますし、何より効果が高まらざるを得ないですよね(^^)
秋口に差し掛かり、来年度の研修計画の検討に着手する法人様も増えてくるこの時季。
今日はこれを共有したいと思います!
「研修はやっても効果がない」
「効果が継続しない」とのお声を伺います。
管理側の方や、研修担当の方が創意工夫をして研修を企画したにも関わらず、このように評されてしまう・・・
この要因のひとつに、先述した研修リテラシーを受講者が高められていないというのがあります。
本来は、研修実施前に研修担当者の方が上長と連携をとるなどして高めておくことが理想的とされています。
しかし実際にご相談いただくケースとして、受講者側は、言われたから参加する、という受身の構図にどうしてもなりやすく、研修の効果を十分に得られないということがあります。(シフトの兼ね合いなど、様々な要因がありますし、ある程度やむを得ない部分もあると思います。)
研修の効果が発揮されるのは、受講時に自分を見直したいというモードになっている時とされています。
様々なワークを通じ、改めて「自分の考えていること」をアウトプットする機会を敢えて多く設けています。
そういったことを通じて、「自分の考えていたこと」が明確になる、なんとなく思っていたことが言語化されたりする体験をして、今後の取り組み方を考えることができます。
弊社の研修は、研修中にこのような研修リテラシーを高める仕掛けがいくつも施されており、これが評価をいただけているポイントのひとつなのかもしれません。
研修に参加するきっかけは「上司に言われて」でも全く構わないと思います。
その場で知識を得るだけでなく、
今後の研修効果も高めるような仕掛けも併せてやってしまおうというような
効果が倍々になる、受講者のリテラシーを高めることも、弊社の役割として担わせていただきたいと思います!
人事コンサルタント
金森 秀晃