「安定した職」に就きたい
「安心して長く働けるところ」がいい
来年度の新人研修の打ち合わせで弊社のコンサルタントから聞いた、
最近の新卒者の就職先を選んだ2大理由のようです。
(昨今の目まぐるしく変化する社会背景からすると、このように望むのも自然かもしれませんね)
では、「安定した職」とはどのような職だと思うかというと、
・従業員数が多い
・福利厚生が整っている
・公務員
・資格がある仕事
・手に職つけられる仕事(一種のポータブルスキルとも言い換えられるでしょうか)
などの意見が寄せられました。
果たして、これらは「安定した職」なのでしょうか?
確かに今は安定しているかもしれませんが、目まぐるしく変化する世の中にあっては5年後の安定しているかどうかはわかりません。
手に職をつけたが、AIに代替されてしまったなどなど、何が起こるかわかりませんよね。
では、将来の安定を求めるとしたら、何が必要となるのでしょうか?
それは、
変化に強くなること
です。
でも人間、そんなに変化したくはないし、
安心できる温かいお布団の中にいたいですよね。
(僕もぬくぬくしていたいです(>.<)!)
しかし、そのままでは、変化に弱く、世の中が動いたときに
対応することができず、結果的に不安定になってしまう可能性が高いです。
(かの有名なチャールズ・ダーウィンいわく、最も強い生物というものは、変化(進化)できる生物なのだそうですよ。確かに自然界では当たり前かもしれませんね!)
では、「変化に強くなる」ためにはどうしたらよいのでしょうか?
とっておきの秘策は
迷った時に不安な方を選ぶこと
です。
不安な方というのは、言い換えるならば、
今まで取り組んだことがないことに取り組むこと、とも言えます。
新しい経験によってしか、成長あるいは新たな「解釈」を獲得することは残念ながらできません。
やり慣れたことをこなし、新しいことには手を出さなければ失敗しない確率はグッと低くなります。
その代わり、失敗しない(する余地がない)仕事では、成長することは難しくなります。)
これから就職活動を始めようとしている学生さん、
転職を考え始めた社会人の方、ぜひ、
「変化に強くなる仕事か?」
を基準に仕事を選んでみてください(^^)
(この発想は経営者的に、自分の人生をマネジメントするとも言えます!)
将来の安定のために、今の不安定をとる姿勢が
心身ともに安定した人生を送るためには必要だと思います。
ぜひ、悔いのない人生を(^^ゞ!
人事コンサルタント
金森秀晃