安定を「求める」ものから「手段」に

   

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東京は桜がほどんど散ってしまいましたね。
(寂しいっ!でも葉桜もなかなか美しい!)

そんな桜の季節、
僕には、毎年桜を見るたびに思い出し、
気を引き締めている言葉があります。

「経営者は今の安定ではなく、将来の安定を作ってあげなければならない」

10年以上前、ちょうど桜が散り始めた頃に、
とある法人の理事長がコンサル中に仰っていた言葉です。

目先の人材の確保、離職をさせたくない気持ちから
つい安定した環境を整えるばかりを優先してしまいがちではありますが、
理事長ははっきり、そのようにおっしゃっていました。

冒頭の言葉には続きがあります。

「よく考えてみたらわかりそうなものだけど、
今の幸せを願わない親はいないけど、その子の10年後の幸せを願わない親もいないでしょう。
僕は、すべてを同時に叶えてあげることはできないけど
今誤解されることがあっても、10年後の幸せを考えてあげられる経営者でいたいと思う。
そういう意味では、この決断(←人事評価制度導入という決断のこと 
※当時はあまりメジャーなことではなかったので、大変な反発もありました)が
正しいかどうかはわからないけど、僕は変化することは
唯一正しいことだと思っているんですよ、金森さん」
(理事長の経営者としての覚悟や懐の深さ、スタッフの方への愛情
当時、新米経営者であった僕は本当に大きな学びを頂きました)
 

安定して、変動がないと、僕らは「新しい事」にどんどん無関心になってしまいます。
こうなると、変化に対応できる体質ではなくなり、組織もスタッフも生き残ることは難しい・・・!

それでは、結局、組織もそのスタッフも浮かばれないですよ!ということをおっしゃっていたのだと思います。
 
社会に答えはありませんが、
「変化をすることに慣れること」が唯一の正解!!
ということを教えてくださったのも、理事長でした。
 

とはいえ、目の前のスタッフにとっては働く環境や賃金など安定も、やはり大事ですよね。

安定があるからこそ、新しいアイデアや事業をを提案したり、
具現化に向けて邁進できるということも多いでしょう。

 
 
だからこそ、安定は「求める」のではなく、
目標を具現化に向けて邁進するための「手段」として捉えていくことが
重要なのではないでしょうか。

人事評価制度は、

・組織・スタッフの安定を作る
・安定を手段として人と組織に変化をもたらす

一見相反する2つの効果を両立させることができ、
組織・スタッフの可能性を引き出せるものなのだと思います。

当時よりは格段に導入なさっている法人様が増えてきていますが、
医療・介護の業界では、まだまだ未導入の法人様も少なくありません。

理事長の話を思い出す度に、より多くの法人様が評価制度を取り入れて、
スタッフの方の成長、関わる方々の安心を作っていきたい!!と思わされます。
 
感謝して今年も一年頑張ります!!
 
 
人事コンサルタント
金森秀晃

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