人事制度に悩む鈴木事務長
やるからには絶対失敗したくないのですが、ところで、どうしてみんなそんなに「失敗」するのですか?
構築をしても、だんだん形骸化していくケースが多いと聞いています。
構築をしても、だんだん形骸化していくケースが多いと聞いています。
人事コンサルタント 金森
そうですね・・・ その理由は多岐に渡るのですが、トップ3を申し上げますと・・・
① 目的を間違えること
② 100%の完成度を求めること
③ 構築段階で周りを巻き込めていないこと
この3つが多いと思います。
人事制度に悩む鈴木事務長
目的を間違える!?
私は今、みんなから不平・不満がでないような制度にしたいということで
改革をしようとしていますが、これはいいんですよね?
私は今、みんなから不平・不満がでないような制度にしたいということで
改革をしようとしていますが、これはいいんですよね?
人事コンサルタント 金森
鈴木事務長・・・
残念ながら・・・・
残念ながら・・・・
人事制度に悩む鈴木事務長
えーーーー!
これ間違ってるんですか?!
だってとても重要なことじゃないですか!
これ間違ってるんですか?!
だってとても重要なことじゃないですか!
人事コンサルタント 金森
おっしゃるとおりです。間違っていません!経営を考える方、管理なさる方のご認識としても大正解です。
ただ、
評価制度はそもそも、「公平な評価をするため」でも「不満がでないようにするため」でもないはずなのです。
それらはもっと大きな目的を果たすための一つの手段と言えるのかもしれません。
ただ、
評価制度はそもそも、「公平な評価をするため」でも「不満がでないようにするため」でもないはずなのです。
それらはもっと大きな目的を果たすための一つの手段と言えるのかもしれません。
人事制度に悩む鈴木事務長
うーん、なんだか難しくなってきました。
人事コンサルタント 金森
そうですね。
つまり、そもそも評価制度と言うものは、「経営計画」や「理念」を実現するための人材を育成する手段なのです。
その目的を間違えると、不満がでないようにするにはこうしたほうがいい、
公平さを保つためにはこうしたらいいのではないか?と議論がずれるからですね。
つまり、そもそも評価制度と言うものは、「経営計画」や「理念」を実現するための人材を育成する手段なのです。
その目的を間違えると、不満がでないようにするにはこうしたほうがいい、
公平さを保つためにはこうしたらいいのではないか?と議論がずれるからですね。
人事制度に悩む鈴木事務長
あぁなるほど・・・そうなってしまうかもしれません。
人事コンサルタント 金森
「経営計画」や「理念」を実現するための人材を育成する手段として、
明確な目的意識を持って作り込まれた制度というのは不平・不満が出にくい制度でもあるのです。
なぜなら基準が明確になっているからですね。
明確な目的意識を持って作り込まれた制度というのは不平・不満が出にくい制度でもあるのです。
なぜなら基準が明確になっているからですね。
人事制度に悩む鈴木事務長
そうか。それは通過点での目的にすぎなかったんですね。
人事コンサルタント 金森
おっしゃる通りです!
まずは、経営計画実現のためにどんな人材を育てる必要があるか、
そこから一緒に考えていきましょう!
まずは、経営計画実現のためにどんな人材を育てる必要があるか、
そこから一緒に考えていきましょう!
人事制度に悩む鈴木事務長
ありがとうございます!
・・・次週へつづく
次週は、失敗する要因の残り2つの要素、
② 100%の完成度を求めること
③ 構築段階で周りを巻き込めていないこと
について触れていきたいと思います。
お楽しみに!
人事コンサルタント
金森 秀晃