「研修といったものはすぐに効果がでるのですか?」
「カタチのないものですし、効果があるのかわからないですよね?」
よく研修の導入を検討されているクライアントさまから聞く声です。
研修はやり方次第で、早い効果も期待することはできるというのが
僕の考えです。
ある法人様の例をお話ししましょう。
この法人様では新人研修をしっかりと時間をとって実施しているのに
現場配属後に「(新入社員は)なってない」と意見が出てきたり、
半年もたたないことに辞職するスタッフがいたり。
そこで、理由を調べてみると
配属前に本人が思い描いていた仕事と実際の現場での仕事との間に
大きなギャップがあったようでした。
座学だけでの知識では通用しない、医療現場において
現場のスピード感と緊張感の中
業務についていけなくなってしまったりしてしまうようでした。
そこでこの法人様では、
「現場配属後ただちに実務についていけるようにする」、
ということを眼目において、
実践的な研修に組みなおしをしました。
具体的には、たいていの問題に落ち着いて対応できるだけの疑似体験を、
導入研修で積ませる、ということを実行しました。
それまで講義一辺倒だった導入研修は様変わりしたのは言うまでもありません。
研修設計のコツは二つ!
「即物実践を徹底すること」
「優しいことから始めて、だんだん難しいことにチャレンジさせる」
工夫次第で、研修の効果をすぐに感じてもらえますよ。
人事コンサルタント
金森秀晃