「面倒くさいな」
と思ったことがない方は、恐らくいないのではと思います。
日本人は真面目で勤勉な方が多いこともあり、
面倒くさいと思うことそのものがいけない事だと
思い込んでしまう方も少なくないかもしれません。
面倒くさいと思うことは、自分の怠慢じゃないのだろうか・・・
結果を出している人は、そもそも面倒くさいなどど思わないだろう。
常にモチベーションが高い、志を強く持っている人は
「あれをやりたい」「これをやりたい」時間がいくらあっても足りない!
といつも気力にあふれて、面倒くさいとは無縁の人のように思えるかもしれません。
ですが先日、「となりのトトロ」や「もののけ姫」など、長年多くの人々に愛される作品を輩出している
映画監督、宮崎駿氏がこんなことを言ってた記事を見つけました。
「大事なものは大抵面倒くさい」
「面倒くさいっていうのは、自分の気持ちとの戦いだよ」と。
あの世界のミヤザキでさえも、
面倒くさい、と思う自分と対峙しながら、
作品を作り続けているんだ。
それが分かると、面倒くさいと思うことそのものは、
決して悪いことではないように思えますよね^^
「面倒くさい」というのは、
私達にずっとついてまわり、
もしかするとモチベーションとセットなのかもしれません。
面倒くさいと思ったら、それを打ち消そうとしたり、
力技でねじ伏せようとするのではなく、
面倒くさいのになぜやるのか?
というのを追及すると、自分だけのモチベーションの根源が見えてくると思います。
(逆に「何故?」の側からモチベーションにアプローチする、というのも面白いかもしれませんね)
人事コンサルタント
金森 秀晃