「他人のせいにするな！政治のせいにするな！！生きてることに感謝し、両親に感謝しないといけない。今やってることが嫌ならやめればいいから。成功に囚われるな！成長に囚われろ！！」
サッカー日本代表の本田圭祐選手が、若者の自殺に関する記事を引用し、上記のメッセージをTwitter上に載せました。
身近な方を自殺で亡くした方からは配慮にかけるのではないかという物議も醸しましたね。
デリケートな分野だけに、言葉足らずだったことは否めませんが
（本人もそれは認めて、弁明文をオフィシャルサイトに載せています
http://keisuke-honda.com/voice/2017/5138）、
いずれにせよ、非常に彼らしい、愛情に溢れた、ファイターの言葉だとも感じました。
ビックマウスでふてぶてしくみられがちな本田選手ですが、
本当の彼はきっと
・他人のせいにしたくなるときもあって
・政治のせい にしたくなるときもあって
・生きてることに嫌気がさすことがあって
・両親への感謝を忘れそうになることもあって
・今やっていることが嫌になることもあって、それでも逃げ場はなくて
・毎日他人が決めた成功に囚われそうになることがあって
それでもなお、そんな自分と毎日毎日闘い、律するために習慣や行動規範を大切にして、
やっとの思いで毎日を生きているのだろう・・・
そんな風に感じたからです。
そうでなければ、こんな言葉を綴ることはできないでしょう。
実質経営している行動規範を拝見したとき、さらに彼の言葉が腑に落ちてくるようでした。
人を信じること。そして信じ合える世界を創ること。
１ 他の誰からも支配を受けないこと
２ オープンで素直であること
３ 自分の言葉と行動に責任を持つこと
４ 悪いルールは壊し、良いルールを創ること
５ 自分に厳しく、人に必要とされる長所を磨き続けること
６ 与え続けるためには勝ち続けること
７ 人が本当に困っているときは、損得を考えずに助けること
８ 何事においても理想を追求することを諦めないこと
９ 常に謙虚に常に挑戦者であること
10 人を喜ばせるでは足りない。感動させること。
この規範を意識するだけで、1日の質に革命が起こるとまで、彼は言っています。
こんなふうに生きていきたい、でも、現実はそうならない、
それでも、毎日闘い、理想を追求することを諦めない。
折れそうになっても、毎日自分と闘い、明日できる自分を信じてやり抜く。
それが彼の軸と美しさの源泉なのだと思いました。
彼は、自分の弱さを知り尽くしているからこそ、自殺を考えそうになる若者に、
「弱い自分と勇気をもって向き合うこと」を伝えたかったのかもしれませんね。
人事コンサルタント
金森秀晃
