シリーズでお送りしている
「分かってくれてる!」と思われる、「共感力」。
前回はリラックスして共感できる言葉が自然と出るようになるには、どうすればよいか?
というテーマから、一つ目のポイントをお伝えしました。
今日は、もうひとつをお伝えしたいと思います。
ポイント2:”共感しすぎない”こと
このブログを読んでいる方は、
「相手の事をもっと理解できるようになりたい」
という思いの方がほとんどかと思います。
この取り組み方は素晴らしいのですが、あまりに想いが強すぎると、
「共感しなきゃ!」と必死になり、「共感疲れ」が起こります。
だからこそ共感しすぎず、相手と距離をとってみることがポイントです。
感情と同様に、発する言葉そのものにはいい・悪いはありません。
(もちろん、心情に配慮した発言は大事ですよ^^)
「なるほど〜、そういう人もいるんだな」という感じで、相手の言葉とうまく距離をとることも大切です。
”とりあえず”受け入れる、という程度で共感できるようになれば、”共感疲れ”がなくなります。
ここで突然ですが…
皆さんは、冷やしトマトに何をかけますか?
「冷やしトマトに砂糖をかけると、すごくおいしいんだよね〜!」
あいてのこの発言に対して、自分だったらどう答えるか、考えてみましょう!
①「え…ありえない」「あ、それ無理」
②「へ〜おいしいんだ〜!」
①は全否定してますね。②は、とりあえずは受け入れているリアクションです。
「へ〜おいしんだ〜!」という言葉で”とりあえず受け入れる”共感する姿勢を出した方、これ以上無理しなくていいんです。
相手の言った通りに食べて、「食べたよ!おいしかったよ!」なんて伝えなくていいんです。
もちろん、ほんとにそれいいなぁと思う話であれば、できる限りその感想を伝えると、盛り上がりそうですが、言葉全てに責任を持って行動しては共感疲れしてしまいますからね。
「共感=相手に合わせること」ではありません。
大事なのは共感するときに
相手とどんな関係性を築いていきたいのか、目的意識を持つことです。
そうすることで、相手の言動に極端に反応したりすることは減ってきますし、
自分の主観ではなく、相手との関係性構築という所から言動が取れるようになっていきますよ(^^♪
まずは、”とりあえず受け入れる”
これを明日からの合言葉にしてみるといいかもしれませんね。
さて、ここまでお読みいただいていかがでしょうか?
次の「総論」の記事で「コミュニケーションは技術に過ぎない」と、感じて頂けると幸いです。
人事コンサルタント
金森 秀晃