「金森社長、成功するために必要なことはなんですか?」
と、先日起業を考えている才気あふれる若者から質問をいただきまして、
私自身もたいして成功しているというわけでもありませんが
選択肢の多い人生を獲得するために必要なことという意味でいうなれば
ということでお話した内容を、みなさんにもシェアしたいと思います。
私はその質問に対しては
「素直さ」と「諦めない心」と答えました。
さして頭がいいわけでもないものですから、
これしかいえなかったというのもあるのですが…笑
でもこの「素直さ」というのが結構肝なのです。
私は昔、尊敬する師匠的な方に2種類の「素直さ」について教わりました。
①理解ベースの素直さ
②実践ベースの素直さ
この2つです。
2つは連動するものなので明確に区別ができるというわけでもないのですが、
どちらに重きが置かれているかというのが重要だというのです。
①の理解ベース素直さは「ものわかりのよさ」とも言い換えられるかもしれません。
こちらに重きがおかれている素直さは、確かに見た目とても素直ではあるのですが、
実践に移すまでにかなりの時間を要する可能性があり、
見方によってはものすごく頑固であるとも言えます(笑)
良い、悪いの話ではなくそういう性質と捉えてくださいね。
②の実践ベースの素直さというのは
「正直よくわからないけどとりあえずやってみる」という行動ベースの素直さです。
別に理解しているというわけではないので、伝えた方にすっきり感はあまりなかったり
大丈夫だろうかと思うところもあるかもしれませんが、
「とりあえずやってみてわかればいいや」「やってみないとわからん」という
発想に近いと思います。
いち早く成功しようと思ったら、
②の実践ベースの素直さを手に入れることです。
イメージとしては②⇒①の流れに近づけていく感じがよいですね。
よくわからなくても少し理解できるところがあったら、
正しいかどうかもよくわからないけれどとりあえず行動を変えてみる、
そのうえで理解を深めてまた実践してみるというサイクルができると
加速度的に結果が付いてくるようになりますよ。
今①寄りの人も全く心配はありません。
理解しようとする気持ちはよいエネルギーですし、最終的には①も必要だからです。
自分は①寄りかもしれないという気付きから、②に少しずつシフトさせて実践ベースの素直さ割合を増やしていく営みをしていけば、
②しか知らない人よりも加速度的に素直さレベルが上っていくと思います。
あなたやあなたの部下はどちらの素直さか?
問いかけて自分や組織の成長力をどんどん高めていきましょう!
人事コンサルタント
金森秀晃