みなさん、「無駄な努力」はお好きですか?
もちろん、お好きな人なんていませんよね(笑)
安心してください、私も大嫌いです。
特に、修正を前提としていない「ただやるだけ」の努力というのは、嫌いというか根性がないので私には難しいと思っています。
イメージとしては「毎日12時間歩き続ければ、きっとオアシスがあるはずだ」とふんわりしたイメージを持って、
毎日毎日歩き続けるような努力は典型的な無駄な努力だなと感じてしまうのです。
これでは毎日頑張れば頑張るほど疲弊してしまいますし、
私のように根性がない人間には到底続けることができません…
そうなると、普通「答え」が欲しくなりますよね?
ですが、すべての問題にピタッと当てはまる答えなんて存在しないので
解決策を探して当てに行く作業もまた「無駄な努力」になってしまうのです。
(解決策を聞いたところで実行できないことも多いですしね)
では、どうすれば「無駄な努力」をせずに、
最速で結果にたどり着くことができるのでしょうか?
それは…
仮説を立ててズレを確認する
これに尽きます。
例えばですが、「水が湧くオアシスを探す」という目的があったとしましょう。
無駄な努力パターンとしては、仮説もなく無闇矢鱈と動き回って探すというものです。
一方で、「ここにオアシスがある」と仮説をもって日々探索し、
毎日の探索を経てオアシスがないエリアを特定し、
オアシスにたどり着く確率が毎日あがっていくような努力は
一件「無駄な努力」に見えるかもしれませんが、
結果を獲得するために必要なピースを揃えているようなものなので
実際一切無駄ではなく、最も効率がよいスマートなやり方だといえるでしょう。
仮説をもとに動いて、結果として「無駄」だったという無駄は、
結果を出すためには必要不可欠な要素だからです。
うまくいかない要素が発見できることになりますし、
動けば動くほど結果への執着とエネルギーがわいてきます。
そうした「無駄」は質に転化して「必要な無駄」だったというものになるので、
どんどん獲得した方がよいでしょう。
結果というものは、意味ある「無駄」が積み重なって生まれるものですが
そこに意味をもたらすのが「仮説」の存在です。
仮説とのギャップが結果を生み出す重要な情報になるのです。
一切、無駄な努力したくねぇなぁ…と思う方は
ぜひこの「仮説力」手に入れてみてくださいね!
人事コンサルタント
金森秀晃