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知っていることをさらに面白がるには?

知っていることをさらに面白がるには?

こんにちは!
管理部の佐々木です。

経験則やちょっと聞きかじった情報だけで
”あ~、それ知ってる。たぶんこういうことだろうな”
などと思う事はないでしょうか?
仕事の場面だと、新人時代にはすべてが初尽くしで一生懸命に吸収しようとしていたのが
何年か経験すると、すべてを分かったつもりになってしまい成長が止まる・・・
というようなこともあるかもしれませんね。

今回は知ってるつもりになっている自分に気付かされたことがありましたので、それを共有したいと思います!

先日、父が出張で上京する機会があり、久しぶりに二人で食事をしました。
私は”東京に何度も来てると言っても、仕事がメインだしなかなか東京を見て回れないだろうな”と思い
使うことはあっても滅多に眺めない、東京駅を一望できるデッキに連れて行きました。

父は少年のような無邪気な表情になり「おぉ~これは圧巻だね!」と言いながら、デッキの場所を変えて様々な角度から見える東京駅のレンガ駅舎を満喫していました。
眺めながらいろいろと話をしていると、
「駅舎の屋根材が実は地元の宮城県で修復されたものが使われているんだ」とか
「東日本大震災がおきて、屋根材を保管していた倉庫が津波で流されたのを従業員たちの必死の努力で回収して、東京駅に戻すことができたんだ」
などとこの場所に来なかったら父から聞くことは恐らくなかったであろうエピソードを聞くことが出来ました。

話を聞きながら、楽しんでもらえてよかったと思うと同時に
”自分の認識できる範囲で知ったつもりになっている・・・!”ということに気付かされました。
自らの場所(視点)を変えると新しい情報が入ってくるし、知っている情報への理解を深めることができるのだと思います。

今回のケースであれば、東京駅を見てキレイだなと感じる(今の自分が認識できる範囲)ことだけではなくて
現場で工事を担った方々や屋根材の修復を担った宮城の企業の方々など、東京駅を取り巻く人々の様々な視点を想像して
いま目に映らなかったり、認識できていない情報があることに気付き、知ろうとすることができるのだと思います。
もしかすると、年齢を重ねてもイキイキとなさっている方は常に”自分の場所(視点)を変える”ことを続けているのかもしれませんね。

代表の金森からよく「見慣れた景色に新しい色(解釈)を見出すんだよ」ということを折に触れて言われることがあるのですが
もしかしたら”知らないことを知り続けなさい”というメッセージでもあるかもしれないなどと考えてしまいました。

つい目新しい情報に飛びついてしまったり興味をそそられたりと知識を横に広げてしまいがちですが
知っていると思っていたことを別の視点でとらえ直してみて、新しい解釈を得て縦に深めていくことで
無理かもと思った時の打開や、選択肢を自ら作る力の源にしていけるよう精進したいと思います!

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