「何が全部つまらないだよ。
お前が物事を楽しむ感受性が欠乏してるんだろ。
つまらないのはお前だよ」
こちらは、
『死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々』
という漫画に出てくる一コマだそうなのですが、
この言葉を見た時、タイムスリップして
他でもない若い頃の私にお届けして差し上げたい言葉だなと思いました。
私の場合、幸いにも、ファーストキャリアにてある先輩から
冒頭の言葉と近しい気づきを頂いたことがあったのですが
あの時それを教わらなかったらと思うと、とても恐ろしいなと思います。
その気づきを頂いた出来事というのは…
昔私の中で「この業務なんかつまらないな。意味あんのかな」と思う業務がありまして
それをそのまま先輩に伝えたところ(←とんでもない。笑)、
先輩に「その仕事に面白みを感じられるようになったら、
もうやらなくていいんじゃない?」
と言われたことがきっかけでした。
その時、その業務をつまらなくしているのは
自分の能力であり、自分の解釈なのだと気づかされたのです。
確かに、「おもしろい」を感知するのは100%自分ですし、
「つまらない」を感知するのも100%自分であり、
来るかもわからない自分にぴったりはまる「おもしろさ」を求めて待つのは
一生来ないかもしれない白馬の王子様を待つ生き方とかわりませんよね。
その時から、自分が一瞬おもしろいと思えないものにも
おもしろさを見出すということを癖付けるようにしておりまして、
そのおかげで人生が10倍以上楽しくなったのではないかと思っています。
実は最近、若い子たちから(社会人2~3年目くらいでしょうかね)
「今の仕事がつまらなくて辞めたい」と相談を頂くことが多いのですが、
この学びを踏まえて、一つだけ皆さんにご提案をしてみようと思います。
それは
仕事がつまらなくて辞めたいと思ったら、
わずかでもおもしろみを感じられるまで一度熱中してみる
ということです。
結局、今もつまらないのですから(笑)、
期間を決めて一旦熱中してみて、
おもしろさが見いだせるまでやり切ってみるのも損はないと考えています。
熱中した結果、本当につまらなかったらたぶん向いていないのだと思うので、
転職したりするのもありだと思いますし、
仮におもしろみを見いだせたら、
それこそが誰にも奪われない財産と言えるでしょう。
新たな財産を携えて転職してもいいですし、
そのままさらなるおもしろさを探求してもよいと思います。
単純に、業務が嫌でやめる、仕事が嫌でやめるというのは、
自分の中に変革を起こさずして、環境を変えるということですから、
自分の中に財産が積もらないということになってしまうので、
考えようによってはちょっともったいないですよね。
(もちろんあまりにブラックなときなどは
環境を変えるなど全力で逃げないといけないときもありますよ!)
ということで!
仕事がつまらなくて転職しようか迷っているという方は
ぜひ、参考になさってみてください。
あまり枠は取れないかもしれませんが、
時間が許す限り若手のキャリア相談などもやっていこうと思っているので、
キャリアに迷っている方は、気軽にDMください♪
人事コンサルタント
金森 秀晃