考えるスピードが遅く、なかなか考えがまとまらない・・・
ほかの人のように、テキパキと仕事がこなせない・・・
言葉にせずとも、このように思う若手スタッフは思いのほか多いようです。
上司の方々はこのような様子をいち早く察知し
「誰かと比較するのではなく、自分との戦いだ」
などと幾度となく切口を変えてフォローなさっているかと思います。
仮に考えるのが遅くとも、仕事の出来を決める要素はスピードだけではありませんし、
逆に遅いという事はじっくり考える思考力や辛抱強さという長所という見方もできると思います。
今回は遅いという一見短所に思える点を仕事に活かすポイントを共有したいと思います!
まず彼らが遅くなる要因を考えてみましょう。
考える力がないわけではなく、考える順番が定まっていないということが多いように思います。
結果、思考が散らばってしまい、考えを深めることができなかったり何をどのように考えるのかが曖昧なまま時間が経ってしまう・・・(´д`)
というような感じです。
ですので、考えを深める順番を身につけてもらうことが大切です。
▼得たい状態を構成する要素をピックアップさせる
ただ漠然と「どうしよう」と考えていても、私たちの頭は働いてくれません笑
要素をピックアップして枠組みを作ります。
考えるのは、その中身というイメージです。
▼思いついた考えを一旦否定させる。
これが本人にとっては一番難しいかもしれません。
私達は無意識に、思いついた考えが適切だということを証明するための情報や理由だけを考えてしまいがちです。
こうなると考えの”穴”を見つけにくくなり、最善の策を決めにくくなってしまいます。
上記2点を押さえて考えを深める術が身につくと
考える力をどのように投下すべきかが明確になり遂行力が高まるように思います。
一見短所とひとくくりにして片づけたくなる事があっても
その要因を分解すると活かし方がわかってくるのを実感できるのは
本人にも希望を持たせられますし、他の事にも汎用させることができそうですね!
ぜひ活用なさってみてください!
人事コンサルタント
金森 秀晃