「評価が拮抗している時に決め手になるのは、目に見えない事の扱い方だと思いました」
先日スタッフと談笑しているときに、こんなことを言っていました。
よくよく話をきいてみると
スタッフがこの数ヶ月間”歯医者迷子”になっていたらしく、先日やっと「ここだ!」と思える所が
見つかり、そのように思ったのだそう。
・エリアや立地もほとんど変わらない
・医師の治療技術も大差ない(ように患者としては感じている)
・院内の設備もほぼ同じ
そんな状態の中、本人が決め手にしたのは・・・
”患者からは目に見えない物事にも光を当てて活かそうとしていること”
だったそうです。
どこでそう思ったのかというと・・・
歯科医院であれば、患者さんと最も密に接する歯科医師と歯科衛生士さんに
スポットを当てて紹介をするのが一般的だと思います。
対して、スタッフが選んだ歯科医院は
技工士さん(義歯などを作る方)や
なんとその建物の大家さんまでも院内の掲示板で紹介していたのだとか!
「患者である自分がその人達と直接関わることは
9割方ないでしょうし、正直必要性から考えたらなくてもいい情報と捉える人もいるかもしれません。
ですが、歯科医院の方々が直接患者さんと関わらない人達にも
支えられて治療が成り立っていることを私達に教えてくれる、
スポットライトのように感じました。
口の中は自分でしっかりと見るには限度があるからこそ
あずけるなら目に見えない事を大事にしようとする所がやっぱりいいような気がしたんです。
ちょっと職業病も入ってるかもしれませんが笑」
そうスタッフは話してくれました。
目に見える人の技術や言動はわかりやすいですし
評価がしやすいですよね。
これをプロのスタンダードとするならば
目に見えないことへのこだわりや感謝が
微差を制するにはやはり重要と言えるのかもしれませんね。
日々精進!
人事コンサルタント
金森秀晃