「私らからすると、明らかにスケジュール的に押してるんだけど、
いまの新人さんは全然焦った様子がないんだよね。
しびれ切らしていつも手を出さずにはいられないよ」
医療・介護現場で働く管理職の方からよくこのようなお悩みを伺うことがあります。
依頼された案件に対して、
進捗報告ももちろんなのですが、間に合わないなら助けを求める
というのは上司側からすると、ごくごく当たり前のことだと思います。
が、しかし!
新人さんからするとそもそも自分の現状がどうなのか?
自分でどうにかできるレベルなのか?の判断がついていないがゆえに
そのままやり続ける・・・ということがあることが少なくないように思います。
要因を考えてみると、自分1人での限界がどこなのか把握できてないというのが考えられます。
わからないがゆえに、関係者への影響や作業量が想像できず
まだ行けるだろうと甘い見積もりになってしまうのかもしれません。
ではどうすればいいのかといいますと・・・
自分が完了する日を期日に設定するのではなく、
上司やお客様に届いて、意見や返信など何らかのリアクションをもらう日を期日に設定させることです。
これまでも時間・期日は決めていたかもしれませんが、
ウラ目的として、新人さん自身がどこまでやると自分が手一杯になるのか、
塩梅を掴ませることも上司側が持っておくことです。
すると、
本来こなすべき分量と
意見をもらってから修正するといった、
これまで見えていなかった部分の仕事量のギャップを認識できるようになる
↓
間に合わない(今の自分だと限界)
ということに自分で気づくようになる
↓
アドバイスを求めてくるようになる
(今の現状を突破しようとする)
(今の現状を突破しようとする)
上司側からすると、当たり前すぎることでも
捉え方の相違で実は分かっていないだけというのが往々にしてあるという
ことをさらに実感出来るかもしれません。
このギャップを埋めるためのとっかかりとしてぜひお試し下さい!
人事コンサルタント
金森 秀晃