言ったこととやるべき仕事はきちんとやってくれる。
けれどもそれ以上のことは自発的に考えてくれない。
贅沢な悩みなのかもしれないけど、もっと目的意識をもってやってくれたらもっとラクになるんだけど・・・
研修などでよく伺うお悩みのひとつです。
これをお読みになった管理職の方はうんうん、と共感する部分があるかもしれませんね。
新人のうちは、丁寧に教えていたとしても
数年経てば自分自身で目的意識を持ち、行動できるようになっていく必要があります。
「目的意識を持つように」と当人に伝えたとしても
本人としては持ち合わせていないものを、すぐに持つようにといわれてもな・・・
と感じるかもしれません。
そこで今日は上司ができる、部下の目的意識を育む”魔法の質問”についてお伝えしたいと思います!
質問をすると、人は自ずと答えを出そうとする頭が働くようになります。
ですので「それが手に入ったらどうなれる?」
と部下に質問をしてみます。
ポイントは、「上位(視点や未来)にある目的意識」を考えられるようにすることです。
例えば、あるプロジェクトに対する目的意識を高めたいとします。
「このプロジェクトが成功したら、どうなると思う?」というように質問をすると、自然と目的意識を高めることができるようになります。
他には
それが手に入ったらどうなれる?
それはあなたにとって(私たちにとって/顧客にとって)、どんな意味があるの?
というのも良いと思います。
普段の生活の中で「何のために」を考える機会がなかったり、
目的を考えなくともこなせてしまうがゆえに目的意識を持つという本来持っているはずのプロセスを忘れてしまっている方が、思っているよりも多いのかもしれません。
もしみなさんの周りで、「もっとできるはずなのに」「頑張ってほしい」
という方がいたら、ぜひこの質問を繰り返し使ってみてください!
人事コンサルタント
金森 秀晃