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退化は進化の一環

退化は進化の一環
現状維持は退化である
W・ディズニーの言葉です。
 
飛べない鳥といえば・・・
多くの方が思い浮かぶのがペンギンではないでしょうか。
ペンギンの祖先は飛ぶことができましたが、
大型の恐竜が絶滅するとすぐにその能力を失っています。
現在知られている最古のペンギンの化石は約6000万年前のものですが、すでにずんぐりした翼を持つ、飛べない状態になっていたそうです。
 
動物たちが種を存続させるために進化をするということは
既知のことだと思います。
これは言い換えるならば、目的(種を存続させる)ために今の形を変えていくということになります。

古脊椎動物学者で、進化生物学者でもあるダニエル・クセプカ氏は、「飛ぶ能力を失ったことは、ペンギンの進化にとって画期的な出来事だったと思います」と述べています。

 
目的を果たすために、かつては空を飛ぶことができたペンギンが
飛べる機能を捨てたことは、機能としては退化かもしれません。
ですが飛べなくなった代わりに、ペンギン達は身体を大きくすることができ、水中にもぐる機能を発達させることができました。
種を存続させるために形を変えたという意味では、進化の一環と捉えられますね。
もし、ペンギンが飛ぶことに執着していたら、今この世界にペンギンは存在しなかったかもしれないと言っても過言ではないかもしれませんΣ(゚д゚lll)
 
 
 
私たち人間には、安定欲求がありますので、
今あるものを変えたり手放したりすることはあまり得意じゃないかもしれません。
あれもこれもと取り込みたくなったら、自分の一番の目的のために手放してみて集中するというのも進化と言えるように思います。
一見すると不便かもしれませんが、「今」と違う選択をし続けることで進化していくのかもしれませんね。
 
 
人事コンサルタント
金森 秀晃

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