先週、弊社のスタッフと談笑していたときのことです。
年度末に向けて、新しい案件に着手しようと目標を具体的な行動に落とし込もうとしていたそうなのですが、そこでの気づきを話してくれました。
一言で言うと”経験則が使えないという壁”にぶつかっている状態でした。
これまでであれば具体的にどうすればいいのか経験を踏まえて予測を立てるなどすれば対応が大体できたけど、今回は現時点の自分が考えていることで目標に到達できる感じが全然!しなかったそうなのです。
ですが、これで自分の変化に気づけたと話してくれました。
「ZACに入社する前までは、この状態に120%萎えまくって即諦めてたと思います笑
たぶん、わからないとかできないという状態を直視できなかったからだと思います。」
(テストとか、答えが明確にわかってるものなら頑張れる)
その後どうしたのか訊ねてみると
①今の私は策を持ち合わせていない、空っぽだと白旗を挙げる(受け入れる)
②目標に対して空っぽ状態を埋めるための情報を入れる
③②と同時並行で目標に至る状態(小目標)の設定と、行動を設定する
(すんなりと行動は思い浮かばないものなので、情報を入れることで設定はできるようになる)
という感じで挑んでいるそうです。
一番の収穫としては、空っぽの自分に対して捉え方を変えることができたことだそうです。
「これまでは限界なんじゃないかとか、能力不足だと凹んでいましたが、
いまは空っぽだからこそ新しいことを受け入れる余地があるし、可能性があると思っています。」
とうれしそうに話してくれました。
仕事は人生を豊かにするための手段だ、伝えていますが
この状態に至るまでに本人なりに幾度も凹みまくってきたことを想像すると、父のような気持ちになりました笑
と同時に、ようやくスタートラインに立ってくれたなと頼もしさを感じました。
空っぽである自分を生涯楽しむ。
空っぽの中身を知り埋めるたびに、
ちょっと苦しくて楽しい時間が増えていくのかもしれませんね。
人事コンサルタント
金森 秀晃