こんにちは。
サロン事業部の麻生です。
今日は僕が院長ブログをジャックします!
コロナの影響で延期になっていたドラマも、もう終盤になってきていますね。
そんなドラマ好きで漫画好きの僕は
今ドラマもやっている『アンサング・シンデレラ』という薬剤師が孤高奮闘するマンガを読んでいます(*’▽’)
その漫画のストーリーの中で、自分が仕事で気づいたことと似ている事があったので、本日はそれをシェアしたいと思います!
その気づいた事は「認識を変える事の重要性」です。
皆さんは、“この人はこう思ってるだろうから、言っても意味ないな。”と本当は伝えなきゃいけなのに、言わずにやり過ごしてしまった事ありませんか?
僕は昔に、そういう経験をした事がしました。
僕がセラピストとしてデビューしたてだった頃、新規のお客様を対応している時にそのお客様は「マッサージで良くなるとは思ってないからリラックスできれば」と仰っており、そのお客様の中での“セラピスト像”というのが出来上がっている方でした。
そう言われた僕は、技術に自信がなかったのもあり、“このお客様は良くなる事を求めていないんだ”と勝手に決めつけ、そのお客様の言葉通りに“リラックスが出来れば”という想いだけで医説や次回の提案などをせずに施術をしました。
案の定、次回の予約などは取れず、そのお客様が2回目来る事はありませんでした。
そのお客様との対応を聞いていた院長は僕に
「自分の固定観念で決めつけなかった?」と質問を投げかけられたので、僕は一瞬ドキッとしました。
そんな表情を見抜いてか、院長はこう続けて話してくれました。
「マッサージに来る人で良くならないと思ってくる人はいない。良くならないという固定観念からくる言葉で、心の奥底では“今度こそは良くなってほしい”と思っているからこそ色んなところに行ったりするんだよ。だから、セラピストは、その認識を変えてあげないといけない。」と教えてくれました。
僕はその言葉を聞いて、言わなかった罪悪感とセラピストとしてのあり方を再認識し、“二度と同じ過ちをしない!”と決意しました。
でも、最初は自分の固定観念をなくしたり、自分のスタイルを変えるのが難しく、何度も何度も”マッサージで良くなると思えない方”を想定した練習をしたり、医説や提案の仕方でわかりづらいところがないかを、上司や家族に聞いてもらうなどして、試行錯誤しました。
それから、1ヵ月程したある日、新規のお客様で同じような悩みをお持ちの方が来店されました。
担当した時は、少し緊張しましたが、しっかりと医説などを伝えると
その方はすごく満足してくださったようで、次回の予約を入れて帰って行かれました。
その時、そのお客様の“認識を変えられたのだ”と嬉しく思ったのを今でも覚えています。
漫画では、どんな事でも割り切って仕事をしていた薬剤師が患者さんとの対応について自分の意見を話すシーンがありました。
そのシーンで薬剤師は
「薬剤師が“積極的に治療に関わってくるって思ってもいない人が多い”って自分で線引きをしてたんですけど、うちに来た患者さんで入院をきっかけに“薬剤師に色々相談した方がいいんだ”って思った人がいて…。患者さんの中の薬剤師像が変わったんです。その時、担当してくれた人は積極的に関わっていたけど“自分は何もしてなかった”と痛感しました。だから、どんな事でも一人の薬剤師との関わりが、その後に影響するっていうのはあるんだと思いました。」と自分の考え方が変わり、それからの積極的に患者さんとの関わりを持つようになり、どんどん患者さんとの信頼関係を築けるようになっていきました。
院長の言葉と漫画を通して、自分の中で“これが当たり前だ!”と決めつけるのではなく、相手との関わりを持って“認識を変える事”が自分や相手にとって“プラスに働く”と実感しました。
サロンに来て頂いているお客様の先の未来をしっかり考えて
より多くのお客様に満足できるサービスを提供していけるように努めていきます。
株式会社ZAC サロン事業部
セラピスト
麻生 啓太