日本に蔓延る「長時間練習ほど成果があがる、頑張っている」信仰。
確かに、高度経済成長期などは、
長時間働けば働くほど、成果があがって、
評価もあがって、キャリアアップができていたかもしれません。
また、実際、現在も一定のレベルまでは
「量」が物をいうということも否定はできません。
(あるところまでは量が重要だと私も思いますし
量をこなせない人が勝てるほど社会はあまくありません。)
そのおかげで、この信仰からなかなか解き放たれない方が多いのですが…
実はこの信仰が、私達の飛躍を妨げていると最近つくづく感じます…!
仕事でもスポーツでも、一定のレベルまで到達すると、
「長時間頑張って働く」だけでは限界が訪れます。
それは、どこかで、長時間働くことが目的になっていくからです。
実際、ずっと集中して全力を尽くすことは難しく(というか不可能です)、
自覚なく力をセーブしながら、6~7割くらいの力で長時間頑張り続けることが
「全力で頑張ること」になってしまっているように思います。
でも、それでは生産性も上がらなければ、
100%以上の実力を出せない自分を毎日作ることにもなりかねません。
これが、本番に弱い、実力を発揮できない、
成果があげられない自分、チームを作るのかもしれません。
段階の設け方、導き方もあるので
一概にこれが正解ということは言えないと思いますが、
そのような状態にあるチームの仕事の仕方を180度変えて、
100%を出し切れる環境を作るために、
今までで一番効果的だったのは…
強制的に時間を区切ってその時間100%を出し切る癖をつけてもらう
という方法でした!
例えばですが、今から8時間全力で挑め!と言われるよりは、
今から15分、全力を尽くせ!と言われたほうが、
力を出し惜しみすることもなくなりそうですよね。
長時間労働での自覚のない出し惜しみ癖は、飛躍の妨げになりますので、
是非、「全力を出し切る訓練」に取り組んでみてください!
きっと、毎日がエネルギッシュなものに変わっていくと思いますよ!
人事コンサルタント
金森秀晃