「素直さは最大の知性」
アインシュタインの言葉です。
先日スタッフと談笑をしていたときのことです。
先月新入社員が入ってきたこともあり、入社当時の思い出などを話していました。
「知識はもちろん大事ですけど、素直さがベースにあってこそ活かされると思います。
ZACに入社して、いかに自分が「我」の強い人間だったか、嫌というほど思い知らされました 笑」
と話してくれました。
よくよく話を聞いてみると、
なんらかの結果が得られたときに、結果の内容問わず、フィードバックをしてくれていたのですが、
日本語として理解はしても、行動に結びつけようとしてなかった、というものでした。
（本人としては全然悪気もなく、真面目に聞いている”つもり”だったのだそうです）
当時は「確かにそうだな」と思っても、結果を出すことよりも
「自分のチカラで解決策を見つけ出したい」
という我欲の方が先に立っていたのだそうです。
それに気づいたのは、良い話を聞いているはずなのになぜ自分は一向に変わらないのか？
ということに疑問を抱いたからでした。
スタッフは、「私たちはお客様のために結果を求めることが第一命題で、先輩方は結果のための
フィードバックをしてくれていたというのに、私は自分の満足の為にフィードバックを使おうとしていました。
結果を出すために素直になっていれば、もっと楽に結果が出せたのかもしれません」
と少し苦い顔をして話してくれました。
いま彼女は、新入社員が同じ轍を踏まないように、と
自らのエピソードを折に触れて伝えているそうです。
激しい変化が求められるこの世の中で、変化に対応できるのは素直な人です。
「自分は自分の信じるもの、いいと思うものしか受け入れたくない」
というのは確かに混乱もせず快適な道になりますが、目的に則していない場合、かなりの遠回りになるかもしれません。
「世の中には自分の知らない事がたくさんあって、人から学ぶことが出来る」と捉えていれば、
自分自身が変化をすることも、ごく自然になされるように思います。
知識で自分を大きく膨らませるだけではなく、
素直さという知性を持った自分で在るように、日々精進していきたいですね。
人事コンサルタント
金森 秀晃
