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部下より優秀であるべきか

部下より優秀であるべきか

様々な規模の法人様のリーダー層の方のお話を伺っていると、
自分が一番できてないといけないという思いが強い方が多いように思います。
こう思う背景としては、その方の使命感や責任感がそうさせているのだと思います。
一方で、リーダーの必死すぎる姿に周囲のスタッフがSOSを出しにくい状態になってしまうというケースもあります。

Aさんというリーダー層の方がいました。
彼は、中途入社である法人のマネジャーとなりましたが、担当したチームでうまく成果を出すことができませんでした。
そして、新しいチームのマネジャーになり、「今度こそは・・・!」と意気込んで熱心に仕事をしていたのですが、そこでもメンバーからの反応は冷たかったそうです。

そんなある日、彼はチームの課題を話し合うために、メンバー全員を集めて会議を開きました。そして、ここで発した一言が、チームを大きく変えることになったそうです。
Aさんは、議題に入る前に、自分ががんを患っていることを打ち明けたのです。

その瞬間、その場にいた全員が言葉を失いました。
しかし、しばらくすると、ひとりのメンバーが立ち上がって、自分の家庭問題について話し始めました。
それが終わると、今度はまた別のメンバーがつらい失恋話を打ち明けたそうです。

その後、チームの課題について話し合ったのですが、多くのメンバーが、自分たちが仕事に関して抱いていた不満を正直に話すのが、はるかに簡単になっているように感じられたのだそうです。

「私は、成果を出すことではなくて自分の優秀さを証明することに必死だったのかもしれません。そうではなくて自分の弱さを敢えて晒すことでスタッフからの懸念や課題を吸い上げ易い環境を作り、解決していくことが自分の役割だと気づかされました。」
とAさんは話してくれました。

もちろん誰よりも「チームの目標達成」や「メンバー全員がいきいきと働けること」などに強い思いをもっていることが大前提です。
そのうえで「弱みを明かせること」「助けを求めることができること」こそが、優秀なマネジャーになる重要なポイントなのだと思います。

リーダーとしてかくあるべき、と役割を認識することも重要なことです。
そんなあなたをスタッフは「何があっても揺るがない人」と映っていることでしょう。
だからこそ併せて自身の弱みを晒すことが、メンバーが率直に意見を晒して解決に向かわせる環境づくりをサポートしてくれるように思います。

人事コンサルタント
金森 秀晃

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