先日、米食品医薬品局(FDA)が注意欠陥・多動性障害(ADHD)
の子どもの治療のためのビデオゲームを初めて承認したというニュースを耳にしました。
私は驚きました。。
なぜなら、
「ゲームがADHDの子の可能性を奪う」
という情報を度々耳にしてきたからです。
(ADHDの子はゲームには熱中しやすそうで、
依存性を作りやすく危険だという話を聞いたことがありました。)
しかし、最新の研究では、
キャラクターを操作して障害のあるコースを移動し、
報酬を獲得するため目標物を集めていくゲームをさせていると、
一定の効果が得られたという成果が報告されています。
(デジタル薬と言われているのだそうです。)
もしかしたら、専門家の間では「表裏一体」のような
イメージで語られていたかもしれないのですが、
今回、少なくとも僕の「常識」の範疇を軽々と超えるビッグニュースだったのです。
この「事件」をきっかけに、改めて一つのことを考えました。
(自分の思う)昨日の常識は、今日の非常識
という事実です。
訳知り顔でこれが当たり前の正解だと話していたら、
真逆の真実がそこにある・・・
これってとても恐ろしいことですよね。笑
(特に人前で話すことを生業としている私にとってはかなりの恐怖です。笑)
でも、その恐怖を抱えつつ、
それが織り込み済みになっているとしたら、
誰よりも情報への感度が高まり、
その時点におけるベストの真実を自信をもって伝えることができそうですよね。
(たとえそれが10年後間違っているとしても、です!)
前提としている「常識」は正しいのか?
を常に疑う習慣を改めて強化しようと自分を戒めた金森でした。
人事コンサルタント
金森秀晃