皆さんは「なるべくなら無駄なことをしたくない」と思ったことはありませんか?
私は、無論、毎日思います!笑
(特に若い頃はそれが顕著でした)
しかし、こんな恐ろしい統計があることを皆さんは御存知でしょうか?
「無駄なことをしたくないという効率思考の強い人ほど、希望を持ちにくい」
という事実です。
(学生時代、死んだ魚の眼と言われた私ですが、
その理由がたった今解明された気分です)
生産性、効率化と言われる時代に何をと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
この資本主義社会でこそ、この「無駄」が重要だというのです。
それは一体、どういうことなのでしょうか…!?
誰しも自分の得になることを臨みますし、
損したくないし、無駄なことをしたくないという気持ちは
万人に共通ですよね。
しかし、悲しいかな、現実問題、
未来が完璧に予測できるなんてこともなく、
いつでも情報が100%揃っているとも限りませんので、
基本的に、”無駄”のない人生なんてありえません。
(それを”無駄”と捉えるかどうかの問題でもありますが)
ファーストリテイリングの柳井社長も「一勝九敗」とおっしゃるように、
あれほどの優れた経営者であっても、
9割は失敗したり負けたり、”無駄”なことをしているわけです。
私達がそれ以上に負けることはどう考えても自然の摂理です。
ですから、無駄なことをしたくない…と考えに固執してしまうと、
絶対に成功することにしか行動を起こすことができなくなってしまうのだそうです。
つまり、ほとんど「挑戦や行動をしなくなる」わけです。
そう考えているうちに、
みんながやっているから大丈夫という不確かな情報に左右されたり
自分が動かない理由をさがしたり
自分より失敗を恐れずにチャレンジする人を揶揄するようになったり
あまり幸福感や希望を感じられないような人生になっていく、
これが、
「無駄なことをしたくないという効率思考の強い人ほど、希望を持ちにくい」
という法則の答えといえるのかもしれませんね。
すべての経験が糧になる、生きてるだけで丸儲け!と
おっしゃる方が希望に満ちてキラキラ見えるのは、
きっと、「無駄を無駄とも思わない」ファイティングスピリットがあるからなのでしょうね ♪
鶏が先か、卵が先かのような話ですが、
希望を抱く人にとっては起こることすべてが「無駄」ではなく、
起こることすべてが「無駄」ではないと感じている人は未来に希望を抱く
のだと思います。
コロナで暗いニュースが多い中ではありますが、
すべての経験が糧になる、無駄なことは何一つないと考えて
未来に繋げるために何をなすべきか、しっかり考えていきたいですね!
人事コンサルタント
金森秀晃