「筋肉は裏切らない」
という言葉で筋トレをブームにした、近畿大学教授の谷本道哉さんをご存知でしょうか?
先日何気なくテレビをつけてみたら、ちょうど谷本さんが出演している
『みんなで筋肉体操』なる番組をやっていました。
恥ずかしながら、テレビの前で一緒にやってみました(^^)
体操の内容もさる事ながら、谷本さんの言葉がけの絶妙さに非常に学ばされることがありました。
それはただ筋トレのやり方を教えるのではなく、取り組む時の解釈までも変容させてくれる ということです。
例えば、スクワット体操の時です。
中盤くらいで「ペース配分は禁止です」という谷本さんの言葉。
規定回数をやるためにすこーしだけ余力を残している・・・!という無意識のサボり心を突かれるのです 笑
他にも、体操終盤での「キツくてもツラくない!キツくても楽しい!」
という言葉で、体操の途中で筋トレの捉え方を変える言葉がけでやり抜くことができるなど、トレーニング効果を高める言葉が散りばめられていました。
気になって調べてみたところ、ご自身がトレーニング中に自分にかけている言葉たちなのだそうです。
トレーニングは最後の1回までオールアウトするのが必須になるので、全力を出し切るために「言葉の力」を使っています。
どんな「言葉の力」を自分にかけるかで、全力をだせるのか・ださずにやめるのかを自ら選択できると言っても過言ではないかもしれませんね。
これは仕事にも同様のことが言えると思います。
「あと5秒しかできない!」という言葉を仕事に当てはめると、「あと1時間もある」ではなく「あと1時間しかできない!」になります。
「あと1時間しかできない!」と思えば、残りの時間でどれだけのことができるか、という意識になるはず。
集中して、質の高い仕事時間を過ごせるはずです。
言葉による後押しで、仕事に対する姿勢も、さらに前向きになるかもしれません。
人事コンサルタント
金森 秀晃